普通なんて無いと信じたいといつも寝る前に思うふつうに
「俺って異端か?」アピールをしているわけでは無い。
おそらく私は人生の中で「へんなこ」と言われた回数が平均より多い。
それに気づいたのは専門学生になってからだった。
兎にも角にも個性を尊重し、制服すら無かった中高一貫校で、6年間のびのびと育った私はそれが当たり前と言わんばかりにのびのびのまま高校を卒業した。
そこで待ち受けていたのが「なんか違う人達」何をするにしてもわたしだけ、浮いた。
靴下の色が変。動きが変。言葉の選び方が変。見ているYouTubeが変。考え方が変。習い事が変。思いつくことが変。好きなものが変。
言われるたび「なんか違う人」なのは私だ、と苦い気持ちになった。
育ってきた環境から今朝食べたもの、考えたことまで全く違う人間なのになんで同じにして、流行りに合わせた語彙にして生活を揃えなきゃいけないんだろう、と思った。
バイトを始めた時、「今のバイトメンバークセ強いから気をつけてな笑」と言われたけど全くクセはなく、ダサいな、と思った。
最近特に思うのが、みんな、「変」なところはある。誰にでもある。それを入れておく箱の蓋が開きやすいか厳重か、大きいか小さいか、ただそれだけの違い。
普通にみんな普通じゃないし、普通が何ベースなのかもうわからない普通に考えて。
ただ、私はダサくなく生きたい。
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