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【37歳転職】留学後の就職ができるか不安な人に読んでほしい!私の就活体験談

35歳で会社をやめてイギリスへ社会人留学した「みりん」です。

社会人の留学で不安なことのひとつが、帰国後の就職。留学したいと家族や上司に打ち明けたら、「留学後の就職はどうするんだ」と質問を受けた人も多いはず。

幸い、私は家族にも上司にも反対されませんでしたが、特に両親は心のなかでは留学後に再就職できるのかと心配していたはず。父には「今勤めているホワイト企業を辞めてまで、留学する必要があるのか」とは軽く聞かれました。

その心配もごもっとも。そして、就職のことを心配する気持ちも、私も経験者ですから本当によくわかります。実は、私も入社するまで留学後の就職は本当に不安でした。留学の終わりが迫ってきた3ヶ月ぐらい前から、頭の中の半分は、ずっと就職のことを考えていました。クラスメイトもみんな就職のことばかり。それだけ、日本人も他国の人も就職のことが不安で仕方なかった状態です。

私自身は、留学後はアメリカで就職したのですが、同時に日本帰国を見据えた就職活動を行い内定をもらっていました。本記事では、留学生の日本の企業(日本に支社を持つ外資系を含む)への就職活動経験について紹介します。

→ 35歳で会社を辞めて留学した私の自己紹介記事はこちら

クラスメイトは就職できた

私のクラスメイトはほとんど就職しました。ほとんど、と表現したのは、一部のクラスメイトは在学中に就職先が決まっていない人がいたためです。

日本人クラスメイト(多くは30代前半)に至っては、留学中に内定をもらい、みな大企業で働きはじめました。私は卒業当時は37歳。転職業界では「35歳転職限界説」がささやかれていますが、日本にある外資系企業から内定をもらっていたので、35歳を過ぎていても十分に転職できると感じました。

私の1年上の先輩たちも、すべて日本の企業に就職しました。人によっては今をときめくGAFAMの日本支社に転職した方もいます。

海外のクラスメイトよりも日本のクラスメイトのほうが、卒業時点での就職率は高いと感じました。日本人のほうが、入学当初から就職を意識して行動している人が多いためだと思います。

就職活動は縁と言われるし、思い通りにはいかないものですが、強すぎるこだわりを持たなければ、縁がある就職先の会社に出会うことができると思います。私自身もなかなか思い通りにいかない就職活動でしたが、就職活動がすすむにつれて志望順位も変わり、最終的には満足行く会社から内定をもらえたと思います。

留学後の就職先はココ

日本人のクラスメイトは、MBAコースに通っていたこともあり、MBAという学位を活かせる就職先に行った人が多かったです。具体的には、製薬やIT企業の外資企業の日本支社。それらの会社は、MBAを将来の幹部候補生として採用していた企業も多く、そうしたMBA採用コースに応募している人が多かったです。

一方で、MBA採用コースにこだわらずに、外資の営業職として就職している人も見かけました。営業も今や顧客企業の幹部相手にトップ営業をかけなければいけないので、幹部と対等に話ができる人材としてMBA卒業生を採用している企業を見かけました。

私自身は、日本での就職に関しては、事業会社のMBA採用や外資コンサルを中心に応募しました。そもそもMBA自体がコンサル養成スクールの側面もあるので、クラスメイトの影響を受けてコンサルに興味を持っていたのですが、就職活動をすすめるうちに、自分の出身でもある事業会社の方が雰囲気や仕事の内容も自分にあっていると感じていたので、日本に帰国するのであれば事業会社のMBA採用枠で就職するつもりでした。

留学後の就職先に関して、成功・失敗を決めるのは、会社名だけではないので一概には言えませんが、私の周りの方々は大手〜中小まで色々な企業に就職する方が多いように感じました。日本企業の方もいます。ただ、傾向としては外資系が多めです。外資系のほうが留学生(中途採用)を積極的に採用しているためだと思います。

日本企業でも英語を活かせる仕事はたくさんある

留学後は英語を活かした仕事をしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

英語を活かせる仕事というと、商社、通訳、外資系企業などを就職先としてあがりますね。しかし、英語力が活かせるのはそれだけではありません。

実は、日本企業でもグローバルに事業展開し英語力がある人を欲している会社も多いので、外資にこだわらずに就職活動を探すことをオススメします。日本企業のほうが英語人材が少ないので、英語と実務ができれば、一気にスター社員として活躍できる可能性も高まります。

私がもともと勤めていた超純ドメ日本企業では、グローバル事業部と言われる部門があり、そこでは留学経験者がその英語力を活かして、海外支社の幹部やメンバーを取りまとめながらグローバルプロジェクトを引っ張っている人を多く見かけました。日系の事業会社でも英語力を十分に活かして活躍することができると思います。

気になる、留学後の給料

私は留学前は日系企業の係長(課長の下)でした。もともと、年収が高くない会社ですが福利厚生はよかったです。

一概に比較はできないのですが、留学後に内定をもらった日本の企業(日本に支社を持つ外資系IT企業)の年収を調べると平均年収は高かったので、(正確ではないですが)留学後の給料はあがったと言えると思います。

★アメリカ就職の話
実は、実際に入社したアメリカの企業の方が、内定をもらっていた日本企業より年収は下でした。ただし、そのときはどうしても、雇用ビザのサポートをもらって、アメリカで働きたかった。年収はそこそこでもアメリカで働ける会社を選びました。正直、留学先のクラスメイトたちが立派な職種に就いて活躍している姿をソーシャルメディアで見るのは辛かったです。その数年後に、私はアメリカで転職&昇進をして給料をグンと上げることができたのですが、私の場合はすぐには留学が年収に結びつきませんでした。
→ 留学後の就職先の給与が低所得レベルだと気づいた話はこちら

ただし、私は思うんです。年収だけが「幸せ」や「留学の成果」を測る指標ではないと。留学をしたのはお金のためではないはず。自分の人生で何が大事なのか、それを考えて就職先を選んだほうが長期的には自分の幸せにつながると思います。もちろん「お金」で選ぶことも否定しないです。

とはいってもお金も大事。やりたいことを重視して留学後に就職できるように、留学資金は給付型奨学金をもらうのもひとつの方法ですね。奨学金がもらえれば、ローンをせずに留学の夢を実現することができます。私もローンはゼロ、自己資金と奨学金のみで留学の資金を調達しました。
→ 私が【給付型奨学金500万円】をもらうためにやったことの紹介記事はこちら

まとめ

留学後の就職先について、私自身の経験談を紹介しました。

35歳を過ぎたら転職先は見つからないと言われている中で、当時37歳の私も転職先を日本で見つけることができました。しかも、みんなが知っている大企業です。留学生の転職は、日本での就職に限っては心配しすぎることはないと思います。新卒の留学生であれば、伸びしろを考えると、より日本企業から重宝されるはずです。

実際に就職活動して感じたのは、スキルがあれば多少の年齢の壁は乗り越えられます。私のスキルは、ほとんどが日本企業で身につけたもの。留学で身につけたスキルはほんの少しです。
→ 日本企業で9年働いて私が身につけたスキルはこちら

ただし、就職活動は真剣に頑張ってください。私の周りもみんな就職活動はかなり真剣に取り組んでいました。ときには、授業よりも真剣に取り組んだくらいです。また、クラスメイト同士で情報交換や履歴書のレビューをしあって、お互いに就職先が見つかるよう協力もしあっていましたよ。

月並みですが、新しいチャンスに挑戦することもリスクですが、挑戦しないこともリスクです。皆さんの後悔しない人生の選択をするための参考情報として捉えていただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
他にも留学や海外就職に関する記事を書いています。
もし興味があれば、他の記事も読んで感想を聞かせていただけると嬉しいです。


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