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【入院生活 #12日目】MRI検査の予定日が決まった日 初プレイルームにワクワクしていました
こんにちは、@hanamizukiです。
*医療表現はお医者さまからの説明を私なりに解釈したものを書いていますのでご了承ください。
3月最終週の月曜日
朝の回診で、明後日MRI検査、4/4 心臓カテーテル検査と説明を受けました。
左手にあった点滴の管をちょっと前に抜いたばかりでしたが、MRI検査をするための放射線物質が入った注射液を投与しなければならなくなり、また点滴の管をつけることも説明がありました。
点滴の管を入れる為に、処置室に息子を抱っこして連れていこうとしたら、看護師さんに呼び止められ、点滴の処置が終わったら、今日から4人部屋へ移動とのことで、突然のお知らせにビックリした日でもありました(笑)
「またね、チックン(注射)しないといけなくなっちゃった。バイキンさんがmili君の身体のどこにあるかなぁって調べるんだよ。大丈夫だよ。お母さんもいるからね。あとねー!チックン頑張ったら、お部屋も変わってね、プレイルームにも遊びにいけるんだよー!」
そうは伝えても、やっぱり注射は痛い!
「おか(息子はお母さんを「おか」って呼んでいました)おかがい~い~(泣)」と泣くmili君でしたが、点滴を入れる手は動かさずにじっと耐えてくれています。
入院病棟の処置室を出て、次は放射線科に行きました。
チックンが終わり、車椅子に乗ったmili君は、ちょっと落ち着きを戻していましたが、放射線科は初めての場所。
チックンではなく、管から液を入れるだけでしたが、初めての場所での診察台の上に寝るのは怖くて不安だったのか、この場所では大泣きでした。
バスタオルでグルグル巻きで抑えてもらわなければならないほど、抵抗をして泣いているmili君。
「おかー!いかないでー!」「おかー!いたいー!いたいー!」って、泣いている姿を思い出すと泣けてきちゃいます。
バスタオルをほどかれたmili君を看護師さんが抱き上げて「よくがんばったねー!えらいよー!おかあさん、はい、だっこ」とすぐに抱っこをさせてくれました。
汗びっしょりにヒックヒック泣き続けているmili君。
こんなに頑張っていたのに、どうしてお空にあっという間に行ってしまったんだろう……
午前中のいろいろな処置が終わって、新しい4人部屋での初めての昼食後、mili君は早速プレイルームに行きました!
ご飯を食べている時から「ごはんたべたら、プレイルームにいっていい?」ってmili君ワクワク♪
プレイルームに行ってみると、すでにお友達が数名いて慣れた様子で遊んでいます。窓も大きくて明るい光が入っていて、壁には動物たちの絵が描かれ個室部屋での無機質な空間から、一気に保育園にきたような明るい空間になり、mili君だけではなく私もワクワクした気持ちになったのを覚えています。
この日から、mili君はプレイルームの住人になりました(笑)
検査や食事、睡眠の時間以外すべての時間、一時退院までの一日の大半をプレイルームで過ごすほど、この部屋がお気に入りとなりました。
個室部屋を出てからは、たくさんの病気のこどもたち、お母さん達に会いました。いろんな子がいて、いろんな病気があって、それを支えるお母さんお父さんがいて、保母さんが付き添いをしている子もいて、医師の方、看護師さん、いろんな出会いがありました。
mili君は一時退院後、一気に成長した姿を見せてくれて、家族皆んなで驚いていたのですが、そのきっかけとなるお兄ちゃんたちとの出会いはこのプレイルームでした。人との出会いは、ご縁というか必然的なのかもしれませんね… 一時退院後の生活は、このお兄ちゃんたちに出会っていなければ、スパイダーマンにも繋がらないのです。