疑似餌釣り雑感(違和感)その9(タックル、ロッド、ライン、その他)
タックルが tackle なら、これはスポーツの世界でよく使われ、皆さんもご存じのタックルですね。
しかし tackle には『釣り道具』という意味もあるのです。
スポーツの「タックル」と「釣り道具」のタックルがどう関連しているのか、調べきれませんでしたが、タックルには「道具、用具、装置」という意味もあるので、これが『釣り道具』や『釣り仕掛け』一般をさす言葉として使われているのでしょう。
『釣り道具』を何でもかんでも指します。
だから「タックル」なんていうよく分からないカタカナ語を使わずに『釣り道具』と言えばいいのです。
つまり、竿、リール、糸、針だけではなく、道具を収納するカバン類も含めて、何でもかんでも指すのが「タックル」という言葉で使われているようです。
かえって何を指すのかわかりにくくなっています。
やはりここは『釣り道具』、『釣り仕掛け』という言葉を使うのが適当でしょう。
ロッド (rod) は「棒、さお、棒軸」という英語です。
ロッドなんて言わなくて『釣竿』と言えばわかることです。
わざわざカタカナ英語にすることはないでしょう。
ライン (line) は「糸」のことですね。
釣りに使う糸の中でも、リールに巻いている「道糸」を指すようです。
針を結びつける「ハリス」とは区別したいようです。
素直に『道糸』と言えば済むことです。
リーダー (leader)は「補強糸」のことです。
投げ釣りでは道糸の先に少し太い糸をつないで、スレに強くしたり、疑似餌釣りでは道糸の先に強度のある糸をつないでその先に疑似餌を付けたりします
これは糸の材質とその特質による使い分けになります。
素直に『補強糸』と言えば済むことです。
その他、錘を「シンカー」と言ったり、他にもおかしな用語がありますが、釣りには長い歴史があり、それらの中で使われてきた日本語があるのです。
変なカタカナ語を使わないで、歴史のある日本語を使いたいものです。
画像はネット上にあったものを拝借しています。