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空想旅行案内人、と猫

空を見るのが好きです

ふわふわの雲に寝っ転がって、
朝や夕方の絶妙なグラデーションを眺めていたい
たぶん風も気持ちいいんだろうな〜、とか

分厚い雲の上には誰が住んでいるのかな〜、
もこもこの中に秘密基地作りたいな〜とか
小さい頃からずっと、そんなことを考えながら生きています

先日、東京ステーションミュージアムで開催されている、ジャン=ミッシェル・フォロン展にいってきました

"わたしはいつも空を飛んで、風や空と自由に話してみたいと思っています"

と、フォロンさん。
なんて気が合うことでしょう

名刺の肩書きには、"空想旅行エージェンシー"
転職しようかな???
"「リトル・ハット・マン」を道連れとして、
時空を超えた自由な旅が始まります"

こちらがリトル・ハットマンさん
《月世界旅行》

一見夢見心地な絵が多そうだけど、
どこか寂しげな絵の数々
フォロンさんの色遣いはまさに空の色
優しいけれど、刹那的で哀愁が隠れているような。

わたしが好きだったのはこれ。
《遠い国からあなたへ手紙をしたためています》
というタイトル
かなり気に入ったので、ポストカードじゃなくてちょっと立派なやつを買ったよ

タイプライターに立ち、
夜空に文字を届けるリトル・ハットマン


翌日、小さなワイン屋さんで美術館を思い返す
わたしも誰かに手紙を送りたくなってきた
でも、買ったポストカード全部お気に入りだから悩ましいな〜

お店の窓からは体育の授業が見えました。
女子にしては珍しく、水泳の授業が大好きだった(地元の私立高校にはプールがないから、絶対公立受かるぞ!と思っていた)
9月上旬、もし今日入ったら水が冷たくてお腹がヒヤッとするんだろうな〜と想像してみる

フォロンさんの絵のような空の色

この猫は何を考えているのかな
空、見てるかな?
店主さん曰く、たぶんおばあちゃん。
今日ものどかでありがたい


色々あるけど、心は凪でいたいね

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