愉快な春の嘘
冷蔵庫がカビ臭いよ、、?
という嘘を吐いた
たぶん小学校高学年の、4月1日。
渋いコドモ。
誰も傷付けず、心配させ過ぎる訳でもなく、
嘘だと分かったら笑ってくれそうな。
でも、母がちゃんと信じて、嫌がりそうな、
現実味のある嘘は、何か
それはそれは真剣に考えた
春休みか何かでわたしは家にいて、
母は仕事をしていて、
お昼休憩に電話する予定だったから
午前中、頭をフル回転
行き着いた先が、
冷蔵庫からカビの臭いがする〜
だった。
なんじゃそりゃ。
電話越しに伝えながら、
わたしカビの臭いなんて分かんないけどね
なんて思ったりして。(今は分かるよ)
母はニオイに敏感な人だから、
思惑通りすごく嫌そうな返答をしてくれた
ヤッター。
たぶん、帰ってきてからネタバラシをして
カビの臭いなんて分からないことも正直に伝えた
小学生の頃はエイプリルフール
真剣に取り組んでたな〜
オトナって、
誕生日とかのイベント、
結構忘れるじゃないですか
例に違わず、
母はエイプリルフールなんて
毎年すっかりさっぱり忘れてくれるから、
それはそれは騙しやすかった
そんな春の記憶がふと、
全く春めいていない日に、なぜか蘇ってきた
(なんならこれを書いた時函館にいて、夜は2℃ととんでも無く冬を感じていた)
来年は、久しぶりに
エイプリルフールやってみようかな
嘘、吐いちゃおうかな
でも、
わたしもオトナになったから、
日付、忘れちゃうかもな