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最後まで自由人であれ

こんにちは。みるださんです。

キッチンカーをやることについて、いろんな方から
「ずっと温めて来ていたのですか?」と聞かれるのですが、全然そんなことはなくて、むしろ発端は思い付きのようなものです。

でも私、思いついてしまったらもうやらずにはいられなくなってしまっているんです。
そこにどんなお金がかかっても、捨てるものが多かったとしても、
自分の中でクリアにできそうだと思ったらチャレンジしたい。
そこには、何を言っても反対しない家族の理解があることは言わずもがなです。もちろん。

お勤め人だったころ、どんなに頑張っても報われないと思ったことが何度もあり、それなら自分のすべての責任を自分で負いたいと思って自営業に移りました。確かに良いことも悪いことも全部自分に降りかかってきて、それはそれで楽しいことも苦しいこともありましたが、いちばん「違う」と思ったのが、自由になったと思ったはずが全く自由ではなくなったことでした。
むしろ、24時間ずっとお店のことを考えている、考えているというか、考えないといけないと思っている。
営業時間があり、多少しんどくてもその時間は店にいないといけない。臨時休業にすればいいんだろうけど、休んでいる時に限って「いつ行っても開いてない」とか言われ、いい気にはなれない。
定休日もそう。行きたいところがあっても定休日に重ならないといけない。

そんな毎日を送っているうちに
「なんで自由になりたいと思ったのに自由じゃないんだろう」と思うようになりました。
それも、お店が軌道に乗るまでは…って思っていたけれど、軌道なんていつまでたっても乗った実感はないし、まれに「乗ったかな」なんて勘違いしたら突き落とされる。

お店をオープンして5年くらいたった時、そんな状況から逸脱したいと考えるようになりました。

お店の営業を決してないがしろにしている訳じゃないけれど、
それよりも自分の「こうしたい」を優先するようにしなりました。

言う人には言わせておけと考える強さが持てるようようになったからかもしれないし、わがままな営業なんだろうけれど、だからと言って数字的なものも含め何かが変わったわけじゃないし、むしろネタがいっぱいできてお客様との話は弾むようになりました。

今年に入って経験したあるきっかけから
「店舗」という待つ場からは卒業したいと考えるようになりました。
その着地点の一つが「キッチンカー」でした。

キッチンカーから始めて自分の店舗へという方が多いと聞きますが、その逆があったってフシギじゃない。同じ飲食業といいながら違う業態、それぞれに長所短所があるわけで、私は店舗の短所をキッチンカーで補いたいと思っただけです。
それが売り場を変えられる「自由」営業日を選べる「自由」です。

キッチンカーに移ったからと言って、考えていた「自由」が手に入るのかは分かりません。やってみないことには。
今キッチンカーをやっている方からしたら「なんとまあ甘い」と言われるのかもしれない。
だから挑戦する、それも「自由」の一つです。

私はさすらうように今を生きたいのです。


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