![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43438378/rectangle_large_type_2_63056602566ca2fc8d3f59fba0b83f02.png?width=1200)
あなたの行く道はどっちにある?
ポジショニングのお話しです。
とある外食チェーンさんが客離れのピンチにあるという記事を見ました。
その大きな理由の一つとして
「値上げ」が言われているそうですが、
本質的な理由は
「値上げをしたことでポジショニングがあいまいになった」
ことにあるそうです。
この記事自体の信憑性は別として
ポジショニングとは、
「私のお店」は
「こんなお客様」に向けて「こんなサービス」をしています
ということをはっきり言えること
です。
お金を持っているとかいないとか関係なしに
人って
「ワンコインでお得に食事したい」時と
「今日は少し贅沢したい」時って
シチュエーションも気分も違いますよね。
どちらのシチュエーションにもピッタリのお店なんてないですよね。
それが分かっているのに自分のお店になると
「あの人もこの人も来て欲しい」って思って、
色んなサービス、いろんなメニューを取り込んで
結果中途半端なお店になって誰も来なくなります。
開業時もそうですが、
開業した後、良かれと思って何かを変えると、無意識に違和感を感じ、そこには行かなくなるお客様がかならずいらっしゃいます。
「嫌いではないのに、なぜかわからないけど足が遠のく」状態になります。
冒頭のチェーン店の客離れもそういうことなのでしょう。
「良かれと思って」とは誰にとって良かれなのでしょうか。
そこにポジショニングの重要性があるような気がします。
良かれと思って欲しいそのお客様が明確なら、
たとえ違うお客様が離れていったとしても、
残ったお客様との絆はますます深まるのではないでしょうか。
私は一昨年、300人以上の顧客リストを捨てました。
新しいお店の形に変えて、心機一転しようとしたところにコロナがやってきて、
それでもこうしてお店を続けていけるのは、
変わらず来てくださったお客様がいるから。
今新しく私が何かをするとき、
まずはそのお客様が喜ぶのかどうかを考えています。
その他のことなんて何も考えていないです。
いまむらみちよ
音声でも配信しています。
オンラインであなたの疑問や不安におこたえしています。