私の教習生活
楽しいことを考えたい気分なので、私の自動車学校エピソードを記録しようと思う。
私は昔から「学校」が楽しくて好きだった。
小学校、中学校、高校、大学。
中でも一番だったのは「自動車学校」🚗
取得した運転免許は、
・普通自動車(AT限定)
・普通自動二輪
・大型自動二輪
この3つである。
大学1年生や2年生で自動車学校に通う友達が多い中、私は大学4年生の秋から教習へ通った。
最初は自動車の免許だけ…と思っていたが、運転が思いのほか楽しくて、そのままバイクの免許も取得した。
二輪教習は、普通自動二輪→大型自動二輪とステップアップするように通った。
前々日、前日と雪がたくさん降った12月25日。
世の中はクリスマスムード満載だが私は自動車学校に居た。
二輪教習の入校式に参加していたのだ。
当時はボッチだったので問題は無い。(今も)
適正テストを受けたら最高ランクを貰えた。
きっと間違ってるよその判断。
適正テストが終わると、校舎内の設備の説明、二輪教習を受ける時のポイントを指導員と一緒に確認した。
それが終わればいざ!実車!
うん。足が着かない。短足すぎる。
おまけに車体も重すぎる。約200㎏らしい。
車の免許はATで取得したので、MTの操作は全然わからない。
あり得んくらいこけた。
初回の教習を終えて担当してくださった指導員さんから
「MTの操作について勉強してきてください。」
と言われた。
それだけセンスも無かった。
普通自動二輪では普通自動車の検定項目と比較して、低速運転をする「一本橋」、くねくね走行する「スラローム」、高速から安全停止をする「急制動」の3つが加えられる。
私は車の検定にもある「クランク」があまりにも下手くそすぎた。
幅約1.5mのクランク。
全長約2mの教習車。
最初のコーナーでこける。
暴走もする。
半クラしながら同じ手でウィンカーを出すなんて至難の業だった。
このクランクで補習(たしか追加で1回5500円)にもなったし、クランクを練習しすぎてまともにスラロームの練習をしたのは卒検前日だけ。
クランク以外にも壊滅的な実力を発揮して、教習はほぼマンツーマン状態だったし指導員をたくさん呆れさせただろう。
指導員室では「クランクを通れない教習生」で有名だったらしい。
その分、指導員さんたちとはとても仲良くなれた。
卒業してもうすぐ2年経つが、顔を覗かせると必ず気付いてくれるし、名前も覚えてくださっている。
ちなみに、普通自動二輪の卒業検定は一発で合格した。
奇跡である。
卒検の2日後に免許センターへ書き換えに行き、その足で自動車学校へ向かい、大型自動二輪教習の申し込みをした。
大型でもクランクと低速走行に苦しまされた。
数えきれないくらいバイクを倒して、引き起こした。
クランクや低速走行は苦手だけど、倒したバイクを起こすのはプロ級だったと思う。
大型二輪の卒業検定は、低速走行で暴走してコケて一度不合格になった。
教習で苦労したからこそ、公道では初心を思い出しながら無理のない運転ができている。
本当に自動車学校の指導員さん方には感謝でいっぱいの気持ちである。
バイクは事故に遭えばリスクの高い乗り物ではあるが、安全に乗ればとても楽しい乗り物である。
これからも安全運転のお手本ライダーになれるように心掛けながらバイクに跨ろう。