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「仕事できます。ええ。」の、延長線上

世の中に、
「できる人」は大勢います。

「自分がいなきゃ会社が傾く」
そう豪語する人もいます。

おっしゃる通り。
本当に「できる人」は存在します。

清水久美子さんの「プロの学び方」という本に、
「学びのステップ」として4つの「理解」が書かれています。

  1. 概念の理解・・・知っている、知識

  2. 具体の・・・やったことがある 経験

  3. 体系の理解・・・できる 能力

  4. 本質の理解・・・教えられる 見識

できるというのは3の「体系の理解」です。
私の周りには、2か3の状態の人がほとんどです。

あなたの周りはどんな様子ですか?

4の「教えられる」ひとは、あまり見かけません。
なぜかというと、

なぜだと思います?

3の「できる」ことに満足して、
それ以上の努力をやめてしまう
からです。

学校教育がとても似ています。
学校は点数で評価されますね。
満足できる点数を獲得すれば、それ以上深堀りしないでしょう?
仕事も同じ。
「できる」「人並み以上にできる」
だからそれでいい。ってなる。

3と4の大きな違いは何でしょう。

私が思うのは、
4は、「できること、できないことを言語化する能力を持つ」
ことです。

できる
と、
言える
この違いは大きい。

違いの大きさに気づいたのは、
研修講師を目指すようになった数年前です。

仕事はできる。
講師を目指したい。

そのために、「なぜ?なに?」を説明できるよう、
文章をたくさん書きました。今も続いています。

形骸化しない研修を組み立てる勉強。
受講者の主体的な学びを促すファシリテーションの勉強。

それらを学びながら、思い切って講師の募集に手を挙げて。
いわば「既成事実」から、私の講師業はスタートしました。

学校教育は「100点を目指す」努力。
それに対して社会人の勉強は「キリがない」努力でしょう。

そこに手を付けた人だけが、4に進める。
職域が広がります

もし、「会社辞めちゃおうかなー」と思っている人は、
周到な準備(努力)しだいで、研修講師の道もありますよ。

定年退職後の「生きがい」として講師を目指すのもいいですね。

できる!の延長線上、やってみませんか?


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