もしかして放置していませんか? 月間テスト復習方法【算数編】
月に1回緊張感が溢れる瞬間でもある、月間テスト(マンスリーテスト)。
来月以降のクラスも決まるこのテストのために、みなさま必死に範囲の復習に取り組み、一つでも上のクラスを目指して努力しますが、テストが終わると一気に気が抜けて復習を怠る家庭も多いです。
テストを行うのは、苦手な箇所やミスのパターンを知って、入試本番の点数を1点でも増やすため。
正直言って復習するために受けているようなものです。
皆様はしっかり月間テストの復習を行っていますか?
とはいえ、月間テストの効果的な復習方法は集団塾の先生から教えてくれることも少なく、知らない家庭が多いです。
そこで、東大伴走塾長の山本として数多くの中学受験に伴走してきた経験を活かし、次月以降の成績が伸びる復習方法をお伝えいたします。ぜひ真似してみてください。
①ミスの原因を分析
当たり前と思うかもしれませんが、どのレベルで分析できていますか?
まず不正解の要因をまとめると大体以下に集約されます。
ケアレスミス
時間がなく取り組めなかった
解法がわからなかった
さらに分割すると、それぞれ以下の要因に分けられます。
ケアレスミス
計算ミス
数字の読み間違え
問題文の読み間違え
答える対象が違う
字が汚い
時間がなく取り組めなかった
計算が遅い
解き方を思いつくまで時間がかかっている
大問ごとの時間配分を間違えている
解法がわからなかった
この場合は、解法が思いつかなかった理由は何かを掘り下げます。
同様の問題を解いたことがあり、忘れていた
初見の問題で思いつかなかったが解説を読めば理解できる
解説を読んでも理解できない
②分析結果をもとに復習
ケアレスミス
ケアレスミスノートを作成してよくあるミスを集約
「ケアレスミス=不注意」なので、よく自分がするミスを可視化・認識して、その点で注意力を増させることが大事。
私の経験則上、字の汚さ、スペースの使い方でケアレスミスが起きている割合がかなり高いです。改善方法は問題用紙の使い方が鍵です!
(こちらは複雑なので、無料相談に来ていただければ具体的にお伝えします!)
時間がなく取り組めなかった
計算が遅い場合は時間を測ってミスなく計算する反復練習をする。
解き方が思いつくまで時間がかかっている場合は、問題文から解き方を推測する練習が必要です。毎週の塾のテキストは分野がわかっているので、様々な分野が混ざっている「総合演習」のような問題を定期的に解いてトレーニング。
演習やテストで毎回、「自分が解きやすい問題かを瞬時に認識する」練習を行う。最初は読み違えが多いですが、徐々に「わかる問題から解く」能力が身に付く。
解法がわからなかった
解法はわかるが忘れていた場合は、反復不足が大半。日頃の勉強で「わかるから解かなくていいや」をやってませんか?該当分野のテキストに戻って、反復練習しましょう
初見の問題で思いつかなかったが解説を読めば理解できる場合は、「解説を読んで解き方をおぼえる→白紙に解き直す。」これをやってください。丸暗記でも構いません。この手の問題は大半の生徒が、解説を読んで理解して満足して終わり。上記の手順を踏んでおくだけで周りの生徒と明確な差がつきます。
解説を読んでも理解できない場合は、周りの大人を総動員しましょう!解けなくてもいいので理解するところまでは、周りの大人を使ってでも辿り着きましょう。
以上になります。
月間テストを制して、受験を制しましょう!