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竪穴建物の土葺屋根は快適なの?
先日、岩手県の御所野縄文公園に行ってきて、縄文時代の竪穴建物の中に入り、当時の空間を体験してきました。ここは、初めて竪穴建物を「土屋根」で復原したところです。
それまでは普通ススキなどをつかった「茅葺」で復原されてきたんですね。しかし、御所野遺跡では、ススキの遺物が発見されず、樹皮や焼けた土などしかでなかったことから、屋根は「土葺」だろうと推測し、復原がなされています。
しかし、、、、
私が
藤原道長の理想の寺(栄華物語にみる)
藤原道長は、平安時代に権力をほしいままとしましたが、最期には、僧侶となると共に、来世に極楽浄土(一切の煩悩やけがれの無い、仏さまや菩薩さまが住む清浄な国土)に行けるよう、さまざまな手を尽くします。
なんと!道長は、法成寺という自分が極楽浄土にいくための、自分専用の寺を作りました。えらい贅沢なものですね。その寺に込められた思いが、平安時代の歴史ものがたりである栄華物語からよみとれるので、紹介します
広島藩の江戸時代の大名庭園 縮景園
広島の縮景園に行ってきました。1620年に、広島藩初代藩主浅野長晟の別邸として築庭されました。作庭者は上田宗箇です。上田宗箇は、あまり有名でないですが、広島『縮景園』、和歌山『和歌山城 西之丸庭園』、『粉河寺庭園』、そして『名古屋城二之丸庭園』と複数の大規模な大名庭園、かつ国指定文化財庭園を手がけている名作庭家でした。
『縮景園史』(広島県編、令和3年)に記載される、1713年に書かれた「縮景園記