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大掃除への道、もしくは1000円の悲劇


古い掃除機との別れ


人生には、時として馬鹿馬鹿しいほどの無駄な挑戦がある。
今回の私の「セカンドストリート遠征」もそんな一つだ。
主人公は、ダイソンの掃除機と私。
バッテリー式掃除機の快適さに慣れてしまった私は、コードつきの古き良き掃除機を処分することを決意した。
「きっと高く売れるはず!」という、甘い誘惑に負けて。


最初の誤算

最初の誤算は、軽率にも最寄りのセカンドストリートに直行したこと。
到着してみれば、そこは洋服店。
まるで魚を靴屋で売ろうとするような、滑稽な状況。「あ、はい、間違えました」と言いたくなるような、恥ずかしさがこみ上げる。

遠征の続き

遠いセカンドストリートの家電買取店を目指す私。
途中、お腹が空いたので昼食にマクドナルド。
ハンバーガーを頬張りながら、この遠征の無駄さを痛感する。


衝撃の査定

そして、待ちに待った査定の結果は衝撃的。
なんと、高価なダイソン掃除機が……たった1000円!
ガソリン代とマクドナルドの昼食を考えれば、明らかな赤字遠征。


意外な救い

しかし、この無謀な旅の唯一の救いは母の喜びだった。
「早めの大掃除ができたわ!」と、目を輝かせる母。
私の無駄な努力が、彼女の清掃への情熱を掻き立てたというわけだ。


教訓

結論として、この遠征は経済的には失敗。
しかし、家族の笑顔と、少しばかりの冒険心を得た、そんな一日だった。
人生とは、時に1000円の教訓で成り立っているものなのかもしれない。

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灯る光とありのまま日記
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