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偏差値28の私とAIの不思議な文通
「すみません、この文章を整えてもらえますか?」
画面の向こうで待機しているAIに向かって、私は恥ずかしそうに呟く。
国語の偏差値28という輝かしい(?)記録を持つ私にとって、文章を書くことは富士山の登頂くらい気が重い。
それなのに、なぜか今、このnoteを書き始めている。
犯人は間違いなく生成AI。
そう、このデジタル時代の便利屋さんが、私の人生に突然現れたのだ。日記?続かない。
ブログ?無理。SNS?まさか!そんな私が、今こうして文章を書いているのは、私の背後にAI先生が控えているからなのだ。
「紹介文はこんな感じでどうですか?」
「タイトルをもう少し魅力的にしてみましょうか?」
まるで優しい家庭教師のように、AIは私の支離滅裂な文章を整えてくれる。でも時々、妙な罪悪感が襲ってくる。
「ズルしてる?」「楽しすぎない?」「これって人類の退化?」
面白いことに、今この文章もAIに手伝ってもらっている。
AIについて語る文章を、当のAI本人(本機?)に添削してもらうという、なんとも珍妙な状況だ。
もし AIに感情があったら、今どんな顔をしているんだろう。
「私のことを書いているんですね。嬉しいような、照れくさいような...」なんて考えているのだろうか。
それとも「また、この偏差値28の人が来た...」とため息をついているのだろうか。
でも、きっとこれが新しい普通になっていくんだろう。
かつて「電卓を使うと計算力が落ちる」と言われた時代があったように。今や誰もスマホなしの生活は考えられない。
そう遠くない未来、AIとの二人三脚な文章作りも、きっと当たり前になるはず。
...と書いたところで、ふと思う。
この文章、AIさんにとっては「私のことを書いてる人の文章を直す」という、かなりメタな仕事になっているんじゃないだろうか。
考えすぎかな。とりあえず、「投稿」ボタンを押してみよう。
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