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私の経歴について(コンサル会社インターン編)

ニッシ―です。
今回は前回の記事に引き続き、大学休学中に参加した外資系コンサルティング会社での長期インターンでの経験と学びを振り返りたいと思います!


心情の変化

 前回の記事に記載の通り、大学在学時の私の興味・関心は、学問的関心>ビジネスでした。「なぜ大人は働くのだろうか」「仕事が辛いのならばさっさと辞めてバイトをしながら、趣味や興味を追求できないのか」など。1年間だけですが留学したこともあり、そのせいか日本的な労働に対してあまり肯定的ではないイメージさえ持っていました。
 そんな中、英語力がある人を必要としている外資のコンサルティング会社の社長とお話しする機会があり、上記のような生意気な意見を伝えた上でも社会経験としてぜひ、とインターンのお誘いをいただきました。留学帰国後に英語力を維持しながら、バイトではなく働く経験ができることは価値があることと考えた私は、1年間インターンとして働くことになりました。結論としては、大きく2つのことを学び結果的に大学院進学ではなく、就職活動をすることになりました。①働くことの楽しさ ②自由の楽しさ の2点です。

仕事の楽しさ

 就職活動には否定的だったものの、当時の私は働くのであれば稼げて、かっこいい仕事がいいと思っていました。具体的にはコンサルティングや商社、メガバンクなどです。理由はなく、漠然とかっこいい。それだけでした。笑
 実際にインターンをする中でそのイメージがより具体化されました。漠然と描いていたかっこいいイメージはあくまで「仕事」でありその具体的な「業務」を全く想像できていなかったことに気づかされました。クライアント様からの依頼=仕事で成果を出すためには、データ分析や外部環境調査、市場レポートの作成や翻訳などとても泥臭い業務を積み重ねることが必要で、大量の業務をこなすためには効率化するためにスキルが必要である。そんな当たり前のことを全く理解していませんでした。
 業務は4名ほどのチームで遂行していましたが、コロナ禍であったことに加え外国在住のメンバーもいたため完全オンライン環境で働いていました。バイトとの大きな違いはクライアントワークであること、そしてメンバーのバックグラウンドが多様であることから、正解がない中でクライアント様の期待を超える成果を出すことが求められた点です。インターンとして働いていたのは私だけだったので、圧倒的な実力不足を痛感し日々必死に勉強・提案・再検討・再提案のPDCAサイクルを繰り返していました。
 このように業務はとても泥臭い作業の繰り返しでくじけそうになることもありましたが、社長とともにクライアント様に成果物をご説明し満足いただいた時の達成感は、大変やりがいがありました。また、自分の持っているスキルがどのように仕事につながるか実体験を以て理解できたことも、働くことの楽しさに気づくきっかけとなりました。

自由の楽しさ

 この点は社長と近い距離で働くことができたからこそ学べた点かなと考えてます。この社長は管理より現場が好きで、経営などの管理より圧倒的にクライアント様との面談や資料作成などの現場に時間を割かれていました。このようなリソース配分ができるのは、社長がビジネスパーソンとして優秀である点はもちろんのこと、なにより自由を優先していたからだと考えています。
 好きではない管理業務はシステム導入や仕組化をして時間を生み出し、その時間を自分が好きな現場での仕事に多く使う。この考え方は私が自身のキャリアを考える上でとても大きな影響を与え、大きな指針となりました。とてもシンプルですが、自分が好きな仕事をできる自由を手に入れることです。それまではバイトなどのいわゆる時給思考でしか考えられておらず、「資格取得等でスキルアップし業務効率化、多くの仕事をこなせるようになること=仕事ができること」と考えていました。しかし本来は順番が逆で、好きな仕事へリソースを割くことを最優先するために、スキルアップや仕組化で業務効率化することが重要であることを学びました。
 自由を手に入れることは様々な粒度があると考えています。会社員であれば平社員から管理職層へ昇格すること、チームメンバーからチームリーダーになること。もう少し視座を高くすれば、会社員という被雇用者から社長や個人事業主などの雇用主になるなどです。現在私は会社員として働いていますが、会社員としての自由だけでなく、雇用主としての自由も得たいと思っています。

おわりに

今回の記事では長期インターンで得た学びやキャリア観を振り返ってみました。改めて整理してみると、本当に貴重な経験をさせていただいたことに気づかされます。きっと読者の皆さまも、現在のキャリアや考えにたどり着くまでに多くのことを経験されてきたのではないでしょうか。

まとまりのない文章になってしまいましたが、皆さまがご自身のキャリアを振り返るきっかけになれば幸いです!
もう少しキャリアを振り返る記事が続きますが、引き続き少しでも有意義な情報を発信できるよう精進いたしますので、応援の程どうぞよろしくお願いいたします!



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