『きつねとかえでのあきのおともだち』
1章:あたらしいともだち
秋の森が色とりどりの葉っぱでいっぱいになるころ、小さなきつねの「こま」がいました。こまは赤く染まった葉っぱを見てワクワクしながら森を駆け回っていました。
その日、こまは大きなかえでの木の下でうさぎの「ぴょん」と会いました。ぴょんも秋の森が大好きで、黄色や赤の葉っぱを集めて自分の巣をきれいに飾っていました。
「ぴょん、こんにちは!一緒に葉っぱを集めよう!」
「いいよ、こま!でも、どの葉っぱが一番きれいかな?」
こまとぴょんは、どんぐりや赤や黄色の葉っぱを見つけると、その形や色を比べて楽しみました。
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