OMEGA/シーマスターアクアテラ150Mを購入した話
この時計は2024年1月にほぼ衝動買いに近い形で購入した。かつてはオフィス勤務主体で革ベルト時計を好んで着用していたが転職し外勤頻度が増え、悪天候時の出張やタフなハードワークに耐えられビジネスシーンにもよく馴染む...そんな1本欲しくなったのが理由だ。
まず、予算はさておき下記条件から探すことにした。
・シンプルであること
(文字盤色はホワイト、シルバー系)
・ステンレス製
・デイト機能付き
先ず真っ先に候補に挙がったのがグランドセイコーのSLGA009(白樺モデル)だ。当時、大谷翔平選手がヌートバーにプレゼントしたことで大きな話題になったと記憶している。
文字盤に個性があり、GS特有の堅物イメージが払拭された良い時計だと思う。定価は1,045,000円(当時)。しがないリーマンが手軽に購入出来る金額ではない為、一旦保留…
ウォッチケースを眺めながら「この時計は良いな、でも所有と用途が被るな…」と寄せては返す理想に思考を巡らせた。少し脱線しますが、旅行でも何でも未来をイメージして考えている時間が一番楽しいですよね…
その後、ジャガールクルト(マスターコントロール)IWC(インヂュニア)あたりを検討したが「本当に欲しいと思える時計」には至らず見送っていた。そんな中、とある並行店で出会ったのがシーマスターアクアテラだ。
元々ダイバーズのイメージが強くスーツに合う時計では無いという先入観があったが腕に乗せてみると意外と抵抗がなく、腕に馴染む感覚が好印象だった。(希望していた白文字盤というのも大きかったと思う)そしてオレンジ針と裏スケ仕様の遊び心で「背伸びし過ぎないビジネス時計」を感じ購入を決めた。ただ、ここで立ちはだかるのが我が家の大蔵省(死語)である。
アクアテラの定価は1,023,000円(2025年1月現在)いや、大台越えるなら第一希望のGS買えるじゃん...と思ったがこれも運命の巡り合わせか、白文字盤は人気が無く売れ残っているので現物に限り当時の定価(約70万)から値引きを入れて60万で譲ってくれると言うのだ。この機を逃すまいと私は大蔵省に今後も立派なATMとして精進することを誓い、何とか決裁が降りたのである。
【総評】
走攻守に置いて優秀な時計だと思います。
爽やかさと逞しさを兼ね備えたモデルなのでドレスシーン以外であれば大抵、形になります。最大のネックはやはり価格帯でしょう。予算の目安になりやすい100万円前後は競合が多く、他の選択肢がかなり増えるからです。最後は結局、自分が満足できるかどうかですね。ちなみにオメガ全般に言える事ですが投機性はほぼ無いです。
それでは良き時計ライフを!
銭太郎