最高速で
あっっっ
というまに秋が深まってしまった。
「まだまだ暑いな〜」とか思ってたのに、急に「いや、まあもう秋も深まる時期なんでね」みたいな感じで気温が下がってしまって、こちらとしては「もう少し手心というものは…」という感じだ。
そんな風に秋も深まり、いよいよ本格的に制作の期間に入ろうとしている。今年は本当に面白い年だったな〜。セッションに沢山顔を出すようにしてから新しい友達が増えてめちゃくちゃ嬉しい。友達のバンドってなんであんなにいいんだろうな〜、と思いつつ、じゃあ自分の曲ってどうなの?と自問自答しなくてはいけないな〜と感じる今日この頃。
ここ最近は改めていろんな楽曲をディグるようにしている。その中でも主に日本語の曲をたくさん聴いているのは、自分の日本語作詞能力を上げたいのもあるけど、純粋に邦楽へのディグりが足りないな〜と感じたからでもあったりする。
そもそも「洋」と「邦」の2種類だけで音楽を分類するのがナンセンスである、というのはちょっと置いておいて、最近はとにかく洋楽ばかり聴いていた。アメリカ-主に西海岸を中心としたカルチャーを内包するポップパンクな感じがやっぱり好きなので、結局そういうところに落ち着く。あとは、「ミッドウェスト・エモ」と呼ばれる、まあ「アメリカン・フットボール」というバンドが始祖みたいな感じなんだけど、そういうジャンルにかなりのめり込んでいたりした。
しばしばこの「ミッドウェスト・エモ」あたりと「マスロック」らへんはミックスされがちで、「ミッドウェストエモ」には「マスロック」の要素が入る事があるし、逆もまたよくある。そういった事情もあって、元々いわゆる「エモ」が好きだった自分がマスロック要素を好きになるのには時間はかからなかった。
同時に、「エモ」「ポップパンク」などは「ハードコア」あたりとも切り離す事ができない。そうやって深くディグっていく内にメタルやHR/HMあたりも気になりはじめ、「やっぱ俺ってちょっとディープパープルのこと好きなんだな」と思い出したりなどした。
とかなんとかいろんな道を辿って、一旦原点に回帰したい気持ちもあって日本語の、特にポップスを多く聴いている。というか簡単に言えば星野源とか聴いてる。高校の時にめちゃくちゃ聴いていたアルバムを今聴くとまた全然違う味がして面白い。こういうことがあるから音楽って楽しいね!とも思う。あの時あのアルバムを聴いていた俺、ありがとね。
ここ一年くらいで変わったことは友達のバンドから派生してインディー系のバンドも多く聴くようになったことだ。だからといって別にメインストリームが嫌とかじゃなくて、ただ純粋に新しい世界に飛び込んでいけているようで面白い。
しかし今は本当に便利な時代で、SNSやYouTube、サブスクで簡単に音源が聴ける。だからどんどんディグが捗るね〜!と思っている。
最近は「kurayamusaka」をすごい聴いていて、「ジャパニーズ・シューゲイズ」に対して自分もアプローチしていきたいという気持ちがかなり出てきている。”kimi wo omotte iru”をようやく最近ちゃんと聴いて、「なんでこのアルバムがリリースされた時にちゃんと聴いておかなかったんだ!!!」と自分を叱りたくなるくらい後悔している。
なんていうか彼らの曲はすべて(音像、アレンジ、コンセプトなど)最高なのだけれど、やっぱり歌詞もめちゃくちゃ良くて、なんていうか良すぎる。こういう曲作れるようになりてぇ〜!僕がシューゲイズを作りはじめたらリファレンスは彼らだと思ってください。
最後に”seasons”の歌詞を引用して終わろう。
ぜひ聴いてみて欲しい。
夏を最高速で抱き締めたいけど
見過ごして
気づかずにまた通り過ぎていた