プチボワ

文字にすることで明らかになる感情、思考、記憶。駄文を垂れ流します。

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マガジン

  • 短編

    詩やあまり長くない散文など。

  • 雑記

    いろんな人のエッセイに触発されて書きはじめた雑記たち。2000文字以下くらいでサラッと読める系。

  • つづく。

    『つづく。』シリーズです。

  • Long Story Long

    長め

  • 繰り返す日々、打ち破る旅、動き出す足。

    紀行文をまとめています。文章量はバラバラ。

最近の記事

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その川を上るとき

1後悔していた。真っ暗な中、電気もつけずに便器にしがみつきながら意味のない反省をしている。明らかに調子に乗って飲みすぎてしまった。本当ならば今頃は楽しい思い出に浸りながら四軒目の居酒屋を出るくらいの時間だ。それなのに黒滝があんな話をしだしたせいで、僕が一人で勝手に盛り上がってしまい酒が進みすぎた。 大体サークルの新歓だって言うのにろくに新入生とも話せずに終わってしまったのも奴のせいだ。黒滝は相変わらず僕よりも先に「こいつ、『カラスエ』って苗字なのよ、珍しくね?」と勝手に僕の事

    • Right place, Right time.

      ううん、タフな日々は続く。治りかけた傷のかさぶたを剥がすように自己の内面と対峙しているうちにまた血を流している。 正しい場所に、正しい時間で。そんなことは中々ありはしない!「運も実力のうち」は運があるやつが言ってるだけだ!と強く主張してみても、なんだかなあと思う。 チャンスが目の前に来た時に、そのチャンスを掴み取れるだけの実力があるかどうか。それはもはや運ではないのかもしれない。 大学生の時にとあるバンドに誘われた記憶がある。あの時ちゃんと実力があれば、もう少し色々とやれ

      • 最高速で

        あっっっ というまに秋が深まってしまった。 「まだまだ暑いな〜」とか思ってたのに、急に「いや、まあもう秋も深まる時期なんでね」みたいな感じで気温が下がってしまって、こちらとしては「もう少し手心というものは…」という感じだ。 そんな風に秋も深まり、いよいよ本格的に制作の期間に入ろうとしている。今年は本当に面白い年だったな〜。セッションに沢山顔を出すようにしてから新しい友達が増えてめちゃくちゃ嬉しい。友達のバンドってなんであんなにいいんだろうな〜、と思いつつ、じゃあ自分の曲っ

        • Was it worth enough

          こんな精神状態じゃ何もできないよ〜!目の前にぶら下がっているこのシチュエーションをどうにかしない限りはいても立ってもいられないような気がしてる。 夏のうちは結構良かったんだけどな〜。気温も一気に冷え込み非常にアンカンフォタブル状態。もう11月って本当?こないだまで6月とかじゃなかった? もういい加減に制作にとりかかろうと思って清水の舞台から飛び降りる気持ちでパソコンを購入…。「ノイズが多い」とか「パソコンが重い」とか、今までのストレスから解放されるのは嬉しい反面、曲を作る

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        その川を上るとき

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        • 短編
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          149本
        • つづく。
          10本
        • Long Story Long
          7本
        • 繰り返す日々、打ち破る旅、動き出す足。
          2本
        • 詩、あるいは自由律俳句のようなもの。
          8本

        記事

          ヴィーナス

          『最後に笑うのは正直な奴だけだ』と歌い出すELLEGARDENの『金星』がとんでもなく好きだ。 余計な知識が、余計な感情が、余計な忖度が増えた。「ほーん、これは6/8拍子なんですね」とか、そういうのって本当は全然いらない十四才の時に抱いたあの感情を越えるものはどこにもない。「これはやらない方がいいかな」みたいな気の使い方も、ホントは多分なくていいような気すらしてる。 『ねぇ この夜が終わるころ 僕らも消えていく そう思えば 僕にとって大事なことなんて いくつもないと思うん

          ヴィーナス

          なんてね

          今週は結構弱虫だ。風邪をひいて咳が出ているせいで腹筋が筋肉痛。これで少しは痩せるかな。 先月の24日からずっと外に出てばっかり。ホントの僕は家の中に篭って真っ暗な気持ちと向き合っているくらいが丁度いいのに。 昨日は久々に英語を喋らなきゃいけない場面があってヘトヘトになってしまった!よく「英語喋れてすごいね」みたいに言われるけど、喋れるっていうか気合いでどうにかしてるだけなので普通に疲れてしまう。 無論ネイティブレベルとは遠く離れているので、なんていうか無理やり別の脳みそを起

          Je ne suis qu’un Japonais

          結構がんばってるつもりなんだけどなぁ。毎週こうやって日本語で色々書いているんだから、少しは上達したっていいのにね。 新しく曲を作るにあたって、もう一度自分が書く日本語詞について深く考えている。普段英語で歌詞を書いているのは、それに慣れているからであって、むしろ日本語の歌詞を書くのがすごく難しく感じる。 これはすごく伝わりづらいというか、多分あんまり分からないと思うんだけど、僕にとって日本語は「母語すぎ」て逆に厄介なのだ。英語にすればなんかいい感じにオブラートに包まれたよう

          Je ne suis qu’un Japonais

          つづかなくても。

          この「つづく」シリーズも気づいたら結構な回数になっている。割に、これは5ヶ月ぶりくらい?の更新。元々は一つの文にまとまらないいろんな短文をごちゃまぜにして公開するのが目的で、「なんかちゃんとしたやつ書ききれないな〜」という時に緊急措置として書いていたので、更新がされないのはある意味いいことなのか?とも思うが。 にしても2024年の夏に一度も更新しなかったというのはなんていうか、アレだな。大体3ヶ月に一度くらいのペースで溜まった短文を消化していたつもりなんだけど、今年の夏はそ

          つづかなくても。

          魂のない体

          ホームで電車を待っていたらふと前の人のトートバッグに目が行った。本を片手に列に並ぶその人の肩には”My tote bag without books is like a body without a soul”(本のないトートバッグはまるで魂のない体みたいだ(筆者訳))と書かれたトートバッグishな鞄が掛かっていた。 それを読んで思い出す。ああ、今日は本を入れ忘れてしまった。昨日、久々にリュックを出して、そっちに読み途中の本を移すまではよかったのに、戻すのを忘れてしまった。

          魂のない体

          Turn It Off

          あっという間に時は過ぎていく。過ぎていくのに。 多分怖かったんだと思う。色んなことが。Blink-182のトレーナーを着てもBlink-182にはなれないんだなぁと気づくのに随分と時間がかかってしまった。 朝が来て、晴れてたり曇ってたり雨が降ってたり。昔は死ぬほど酔っ払って、後はよく分かんないくらい吐いて、翌朝になって。そんな日々もあったなと酷い二日酔いを抱えながら目を覚ます。 この苦痛の乗り越え方をもう思い出せない。しばらくはほとんど酒をやめていた(コロナ期間であまり友

          보고 싶다

          「プルダック」だとずっと思ってたんですがあれって「ブルダック」なんですね。初めて知りました。 友達が急に韓ドラにハマったせいで俺はかなり韓国のコンテンツにハマってしまったのに、その友達とも最近はあまり会えず、なんだかハシゴを外された気分。 彼らと会えなくなっても、1人で韓国語を勉強している。 梨泰院クラスだったかな、最初に観たのは。そのあとはなんだったっけ。とにかく結構な数の韓ドラを観漁って、好きな俳優も何人かできた。 そのあとは気づいたらKPOPにハマっていて、yout

          I think I know how nasty I am

          こういうことをしたくないからこういう人生になってるのに、それでもやっぱり色んなことは訪れる。 ホントはすべてがアンダーコントロールなら問題ないんだけど、時としてそういう訳にもいかないことが多々ある。明らかに自分の力ではどうしようもないな…ということが目の前で起きてしまったらもう普通にどうしようもない。 誰かに何とかしてもらわないといけないことも多いのに、俺の人に頼る能力がほとんどないせいでいつもうまくいかない。 本当はすべて、like本当に完全に「すべて」を自分のコントロ

          I think I know how nasty I am

          Have Fun!

          『昔アメリカ人の友達に「なんだか最近色々とイレギュラーな事が多くて疲れてるんだ」と話したら「新しいものに出会えてるってコトじゃん!Have fun!」って言われたことがあって、当時すごく辛かった自分は「ああ、そっか楽しめばいいんだ!」と気づけてすごく気が楽になった』 みたいなエピソードがあればいいんですが、全然ないので上手い導入が思い浮かばない。 引っ張り出せるエピソードといえば昔仲良くさせてもらってたライブハウスの店長がその店を辞めた後に再会して、「今俺は介護の仕事やって

          パッチ

          よく「バッド入ったわ」とか言ってますが、なんていうかオブラートに包んでるだけで普通に心が傷ついていたりする。 ここ数日はなんだかずっしりと重たい感じがして、職場のエアコンが壊れてしまったのも相まってシャキッとしない。 10年来の友達と一緒に今も遊んでいるのは楽しい。友達の友達に出会うことができて、また友達が増えるのも楽しい。 新しいコミュニティに自分が少しずつ入っていっている感じが、悪くないな、と思う。でも、これもきっと永遠ではないのだな、と感じて途端に寂しくなったりもする

          ムリをする。

          友達のライブに滑り込む。どうにか間に合った!7月ぶりに会うやつの、5月ぶりのステージはかなり良くなっていて思わず声が出てしまった。 色んな友達の、全てのイベントに遊びに行きたい。そんなことは現実的にムリなんだけど、できそうな時はムリをしてでもそうしたい。 ムリをしろ。ムリをしてでも、行くべき場所が沢山あるから。こんな生活も一旦は今月で終わって、来月からは少し篭る。その前に死ぬほどムリをしてやろう。

          ムリをする。

          音を置き去りに

          なんだかシャキッとしない9月。うだるような暑さはいつの間にかどこかに行ってしまって、夜は少し涼しい。とか思ってるけど気温を見ると普通に30℃とかなの、いよいよ感覚がおかしくなってきてると感じる。 小学校の夏休みの記憶にある気温はちょうど今くらいで、9月に入ったらもう秋の匂いがしてきてるはずなのに昨今の夏はまだまだアディショナルタイムが長い。 でもやっぱり8月が終わるといよいよ夏も終わり、という感じになってくる。気温とか色々を考えると別にまだまだ暑いのだけれど、気持ちの中では

          音を置き去りに