愛すべき日々のこと。
久々に大人数で集まって、いつもの人も、久方ぶりの人も、みんなごちゃ混ぜで楽しかった。
前はこのまま朝まで騒いで、誰かの家で桃鉄でもやって、気を失って。朝起きても友達がいて、「朝から飲んじゃう〜?笑」とか言っていたんだなと思うとそんな日々の尊さを改めて実感したりもする。
それで良かったんだよな。卒業旅行で行った沖縄のような日々が、ただ何も起きない、波のない日々がずっと続くのであれば僕はそれで構わないと思っていた。
でも、そうじゃない日々だってどうやら悪くないんだ。ようやくだけど少しづつ気づき始めたよ。
6月だったか。昔一緒に住んでいた男と再会して話したんだ。
彼はアメリカから一時帰国していて、次に発ったらいつ会えるかは分からなかった。たしかに、彼との日々は楽しくて、変に刺激的だったけど、それはただ楽しいだけだったんだ。
だから次に会う時はまた同じように笑いながら、それでいて少し成長していたいなと思ったんだ。
愛すべき日々は過ぎ去って、たまに顔を出すくらいになってしまったけど、今はそれでいい。きっとそれでいい。
今は進むよ。前のめりに、転ぶまで進む。