第nの壁

さて、今週は今日から忙しくて更新できなくなりそうなので早めに。

先日、久しぶりに観劇をした。友達に呼ばれないと舞台は観に行かないから少しもったいないなと思いながらも結構楽しみにしている自分もいる。
加えて、最近知り合った人が舞台役者で、「小劇場の在り方」みたいな話を聞いたのでより楽しみにしていた。

諸事情があって開演ギリギリに着席。映画館よりも更にもう1段階くらい狭苦しい座席に座る。
どアタマ、ド暗転。18:30とはいえ外はまだ明るかったので、ここまで暗くされると目が慣れてない自分には完全な暗闇。
ここまで暗いのは数年前に行った脱出ゲーム以来。
これで板付きなのだからすごい。バミりもなさそうだ。

それから終始薄暗い照明が続く。顔当てもなく、地明かりもない。それが鬱屈とした演目には抜群に合っていたが、予備知識ゼロで来てしまったばかりにかなり怖い。
時折演出に使われる、奈落の蓋を閉める音がとても大きくてびっくりする。鉄板だろうか。

奈落からは人が出てきたり、ハケたり、蓋が開いている時はスモークが立ち上ってくる。
それが登場人物が吸うタバコの煙(ネオシーダーらしい)と混ざって、濃くなっては薄暗い照明の線を目立たせていた。

途中、15分の休憩を挟んで3時間超えの作品。
結局、重苦しい空気はそのまま続いて閉幕。終演後の後味は決していいとは言えないが、一時停止も途中でやめることもできない状況だからこそ最後まで観ることができたと思う。
これも演劇の魅力の一つな気がした。

帰りがけにコンビニでビールを買って帰る。不思議と創作意欲が湧いてきて、結局帰ってから朝まで、酔いなど完全に冷めてしまうまで曲を作った。

久しぶりの観劇はとても楽しかった。
また、近いうちに観に行きたい。

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