『モーベンバー』とバタービール
11月も今日で終わり。日に日に風が冷たくなってきていよいよ冬将軍がそこまで進軍している。
マスク生活もなんとなく落ち着いてきて、僕も一応マスクを持ってるけどあんまりしていないくらいには素顔を晒す様になってきている。
といいつつも、元々冬はマスクをしたい人間なので隣で咳をされたりすると怖くなってマスクをしてしまう。もちろん別に悪いことではないけど。
しかしこうして堂々とマスクができるのもあとどれくらいか。「マスクを外せ」という圧力が強くなる前に、髭を伸ばすことにした。
11月は『ノーベンバー』だが、オーストラリア発祥のムーブメントの一つに『モーベンバー』というのがある。
「ノーベンバー」と「マスタッチ(口髭)」を合わせた言葉で、『11月は髭を伸ばそう』というムーブメントだ。
大学時代に教授の1人がこれを教えてくれて、尚且つ自分でもやっていたのを思い出して「これは丁度いいな」と今年は僕も髭を伸ばすことに決めた。
しかしいざ髭を伸ばそうとすると意外と難しい。小汚く見えない様にそれなりに手入れはするのだが、「ここまで伸びてほしい」と思っても途中で成長が止まってしまったり、「ここがつながってほしい」と思っても上手くいかなかったり。
こればかりは努力でどうこうなる問題でもないので仕方ないと溜飲を下す。
結局、約1ヶ月ほぼ全く髭を剃らずに過ごしたが、感想としては「邪魔」だ。マスクをしているせいもあるがある程度口髭が伸びると常に何かが「ある」感覚があって集中できない。
顎髭に関しても結構な質量があるせいで普通に「邪魔」。めちゃくちゃ長い髭を蓄えている人たちはこれとどう折り合いをつけているのだろう。純粋な疑問だ。
特にそれを感じたのは先週行ったハリーポッターのテーマパークだ。名物のバタービールの泡はめちゃくちゃ濃いので飲み終えたあとから口髭がずっと甘かった。
ちなみに髭面すぎて「ホグワーツで4留くらいしてるやつだろ」と言われた。確かにハリーポッターに出てくる生徒にこんなやつはいない。
「先生枠」とも言われた。
ちなみに僕はハリーポッターはかなり昔に『炎のゴブレット』を観たのが最後だったので全然分からなかったが、テーマパーク自体はめちゃくちゃ楽しかったのでその後ちゃんと映画を観たらめちゃくちゃ面白かった。
「今更ハリーポッターのテーマパークかよ」とか言ってごめん。これは面白いですわ。
ふと思ったがもうこの髪の長さと髭だとシリウスブラックじゃねぇかと思ったが、僕は彼ほどカッコよくはなれない。
てかハリーポッターの大人、ロン毛とか髭とか多すぎだろ。キャラ付けが大事なのは分かるが。
そういえば昔はよく「松山ケンイチ(太ったすがた)に似てる」と言われていた。今だったら誰に似てると言ってもらえるだろうか。
今日で11月も終わり。本来ならば今日でこの髭とはおさらばのつもりだったが、なんとなくこのままにしておくか。
(写真はダイアゴン横丁で酔い潰れるグリフィンドール生のモノマネです)