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日本を感じるカナダと感じないカナダ

カナダ留学といえばバンクーバー?トロント?
私はそのどちらでもないモントリオールに留学した。

渡航したのは2022年の2月。
日本人に全く出会わない。
コロナ後国境が再開して間もないころだったし、
真冬真っ只中だったし、
そもそも自分のコミュニティがまだ小さかったから
当たり前っちゃ当たり前。

でもそれにしてもいない。
高校の時オーストラリアの田舎にちょこっと留学したけど、
それよりもいない。

夏になって大学の研修とやらでちらほらと留学生が来た。
でもその子たちも夏が終われば帰っちゃった。

日本ではまだマスク制限とかがあった頃だったから、
そんなもんかと思ってたけど、
バンクーバーとトロントに行ってわかった。
モントリオール“に”いないんだと。

モントリオールでは日本人がいないだけじゃない。
日本食を売っているスーパーだって少ないし、
日本食屋さんは数えられる程度。
ダイソーなんて見たことない。

なのに、バンクーバーでは
道を歩いているだけで日本語が常に聞こえるし、視界にも入ってくる。
ダイソーだって、無印だってある。
しまいにはホテルの受付の人が日本人で
「チェックアウト完了です」なんて言われてしまった。

たったの数日間しかいなかったのに、
どこか日本を感じてしまったから、
バンクーバーからモントリオールに帰る時、
日本からカナダに行くような、
なんか不思議な感覚になった。

まあわかる。
バンクーバーの方が日本に近いし、
モントリオールより寒くない。
しかもモントリオールはカナダといえど、
英語よりもフランス語が使われる。
この投稿に書いたように、モントリオールだからこそのしんどさもある。

だから、選ばれやすいのはバンクーバー。
明白でしかない。

でも、もう一度行くなら。
私はやっぱりモントリオール。
日本を感じられないからこその経験がある。
それがいい。

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