みくる
恋に落ちてしまったあのひと。
お風呂あがり。 あのひとにハグを求めると あのひとはそれを受け入れて わたしの背中に腕をまわしてくれる。 わたしの髪から香るシャンプーの香りを いいにおいって言って 首筋に顔をうずめるの。 そのくすぐったさと、あのひとの気配に わたしの身体は反応して 背中をなでるあのひとの手に きっと骨抜きにされてしまう。 そうしてあのひとに身を預けたわたしの 顔を持ちあげて、 深くキスをしてくれる。 そんなあのひととの妄想。