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#65 時代とともに
御殿場登山道五合目鳥居前から多くの登山者を見送り、下山者をお迎えしてきた。そんな中で感じているのは、ご婦人の単独登山が多いことだ。しかも妙齢のご婦人が多い。
「お一人ですか」と聞くと「はい、今年は今日で5回目です。御殿場登山道は2回目です。」と平然と答える。「いつもお一人で?」「はい、一人が好きなんです。私、富士山に恋をしていますから」と言われる。「ウ~ン、行ってらっしゃい」返す言葉が見つからない。
ある調査では、20代~40代の男性の40%がご婦人とお付き合いしたことがないという。女性もほぼ同等の意見と聞く。特に生活能力のあるご婦人にとって、「男は面倒くさい以外の何物でもない」らしい。平成の時代には「亭主元気で留守がいい」というキャッチコピーが流行った時代もあった。昭和の時代には、ダークダックスの歌う「♪山男の歌」がヒットした。時代は令和となり、妙齢の山ガールや山姥が日本の登山道を闊歩する時代となった。
大和男は、サムライはどこへいった? 負けるな!日本男児!!
キミのなでしこは
「山にあり‼」