見出し画像

ASDと恋愛は相性が悪いかも

恋愛は複雑なコミュニケーション

だと思います。
「すき」
といっても、LikeではなくLoveです。
とか、
目をじっと見つめながら、ラブソングでカラオケを歌う。
など。

さまざまな求愛行動があると思います。

これは、人間関係や、社会的立場を守りながら、より手堅くパートナーシップを築くための技術であったり、相手に好きになってもらうための駆け引きであったりする・・・んでしょうか?

付き合うまでの愛情表現はあいまいな表現が多い

のではないでしょうか。いえ、お付き合いが始まってからもそういうことはあると思います。

僕はそもそも、「恋愛感情」というものが言語化できません。

外見の美しさを目で追ってしまう人。なんとなく目が合う人。他人としゃべっているのを見ると、嫉妬をしてしまう人。
そんな人のことを、好きというのかなぁと思います。ですが、独占欲を感じるようなヒトと巡り合うことは、ここ何十年となかったです。

よく、ASDは言語化が苦手といいますが、皆さん、誰かに恋愛感情を抱いているといった時、掘り下げて言えば、それは何なんでしょうか。
「スキは好き」という答えが返ってくるばかりで、LikeとLoveの違いを明確に説明できていたり、独占欲を感じないけど気になる人への好意を恋愛感情と呼ぶかどうかの基準って、何か絶対的なものがあるんでしょうか。

朴念仁

恋愛感情のわからない人という言葉ですが、もう死語でしょうか。自分はそれに違いないと思っているんですが、かなり古い知り合いは「あんたをそんな人と思ったことなんかない」と切って捨てられました。

「ヒトの気持ちのわからない人」
「悪い人」
「優しく見える人」

なんとなく、ぼんやりとですが、その人はどうも恋愛感情を抱いていたのだろうと後々思われる人から、言われたことのある言葉です。

そもそも、僕に恋愛感情を持ってくれたという解釈自体、勘違いの可能性が高いと思うのですが、面と向かって「彼氏になってくれますか」と言われて、意図が分からず怖くて逃げまわったりして、そのコミュニティから居場所をなくしたりという経験を何度かすると、少しヒトと距離が縮まっただけで、防衛本能から「このひとぼくのことすきなのか?」と心底怖くなるんです。勘違いといわれても当たり前なんですが、自分の中では恋の兆しはシンプルに失敗のサインでしかないわけで。

名詞のない会話や代名詞は混乱する

「すきなのよね~」誰を?
「あの人が好き」誰を?

恋愛の駆け引きで、名詞のない会話をしたり、代名詞を使った表現をすることって多いと思うんです。

ASD傾向があると、他人と自分の境界線があいまいで、どこからどこまでが自分と他人の境目なのかわかりにくいといわれます。
そんなASD傾向のある人に、”普通の”恋愛の駆け引きをするのって、けっこうストレスを与えたり、混乱させたりすると思うんです。
何より、自分が傷つくのではないでしょうか。

じゃぁ、どうすればいいのか?

ASD傾向のある人に恋愛感情を伝えるときは、直球で「付き合ってください」はありだと思います。駆け引きをすることの効果がないとは思わないのですが、あるASDの方が言うには「面倒くさい」とのことでした。確かに、混乱するような回りくどいコミュニケーションは、面倒くさいだけなのかもしれませんね。

自分を朴念仁だという、僕からすれば、ASD傾向のある方に効果的な求愛行動は、

共通の興味のある話題を繰り返すこと

これじゃないかと思います。以前のnote記事でも書いたのですが、ASD傾向のある人は興味のあることに人一倍情熱をささげる傾向が強いと思います。

繰り返すことも好きです。
もしそれがニッチなものなら、なおさらときめくんじゃないでしょうか。
たとえば、料理好きなら珍しいアイデア調理器具とか。

いろいろ語ってはみたものの、ASD傾向云々以前に、僕は恋愛が怖いのです。

勘違いだけではなく、失敗体験の繰り返しです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?