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『運動を調整する小脳の役割』

【小脳の働き】

大脳の後下方にあり、左右の小脳半球が中央の虫部で繋がっています。

大脳とは直接の接続はなく、大脳脚によって橋と繋がっています。

大脳からの運動の指令と感覚器からの情報を照合し、運動が正確に行えるように調整する働きぐあり、運動の指令と運動の結果を照合し、調整しています。

動作を反復練習するときに上達していくのは小脳の働きによって動作を習得していきます。

小脳は運動の上達に欠かせません。

1次運動野から出た指令に基づいてある運動が行われたとき、小脳には、発せられた運動の指令と、様々な感覚器からどんな運動が行われたかを示す情報が集まります。

そして、小脳はそれらを照合し、よりうまく運動が実行されるように調整する働きをしています。

運動を調整する小脳

①大脳皮質の運動野から発せられた運動の指令が小脳に届く

②全身から皮膚感覚や深部感覚の情報が小脳に届く

③視覚や前庭覚などの情報が小脳に届く

④運動を調整するように小脳から脳幹経由で大脳皮質に信号が出て、運動を調整する

例えば、初めて自転車に乗る際、教えてもらった通りに乗ろうと考えてスタートします。

そのとき、目から視覚、内耳からは平衡覚、皮膚からは皮膚感覚、筋肉や骨からは深部感覚の情報が小脳に集まってきます。

転びそうになって足をつくといった失敗もあれば、小脳が次はうまくバランスを取って乗れるように調整します。

何度も練習することで調整せずに乗れるようになっていきます。

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