【映画レビュー♯1】億男の北村一輝が凄すぎる件についてレビューする
昨日、佐藤健、高橋一生 主演の映画「億男」をGEOで借りて見た。
話の内容は、宝くじで当たった3億円を通じて「お金とは何か」というテーマをもとにストーリーが続いていく、という話だ。
まず、ざっと面白いかどうか知りたい方がいると思うので、私なりに☆印で紹介する。
面白さ ☆☆
ストーリー☆
キャスト☆☆☆
イケメン ☆☆☆☆☆☆☆
演技☆☆☆☆☆
北村一輝☆☆☆☆☆☆
なお、他の出演俳優は主演の2人の他にも藤原竜也、沢尻エリカ、池田エライザなど錚々たるメンツである。
沢尻エリカは相変わらず綺麗だし、池田エライザは「モーニング娘。の後藤真希に似てるなぁ」と一瞬思うものの、やはり綺麗。藤原竜也も、いつもと少し違うキャラクターが面白い。
しかし、しかしだ。北村一輝がとにかく凄いのである。
この映画の北村一輝の凄さを一言で表すと、まさに別人。演じている人物が、北村一輝に一切見えないのである。
演技の天才といえば、出演中の佐藤健、高橋一生、藤原竜也、沢尻エリカも凄いとは言われているが、北村一輝に至っては画面を見ても誰なのかわからないクォリティ。
正直、イケメン好きの私からすれば佐藤健と高橋一生以外は全く興味がなかった。にも関わらず、映画を見てからずっと北村一輝のことが頭から離れないのだ。
決してイケメンキャラを演じていたわけでもないのに、なんという存在感なのか。
さて、北村一輝の話はここで置いといて。
肝心の映画を見た感想をひとつ。
作品は、最初から最後までお金とは何かについて考えるストーリーだった。
でも、最後まで見ても結局「お金とは何か」がわからずじまい。
とりあえず、高橋一生の偏屈キャラクターと佐藤健の美顔は一見の価値あり。エンドロールで流れる主題歌もいい。しかし、ほんとそれだけなのである。
何が足りないのかわからないのに、「何か足りない」のである。おまけに、その何が足りないのかわからぬままストーリーは終わる。
それとも、この不完全さこそがお金の価値なのだろうか。
映画を見終わったあと、自分はお金に支配されている人間かどうかを改めて振り返った。
お金はあるに越したことはないし、使い方によっては生活を潤わし、将来に安心を与える。
しかし、もしかするとこのように考えることそのものが、お金に精神から支配されているのではないか、と思う。
渇望を埋めるべくお金を使う、稼ぐ、貯める。一瞬の快楽、スティタス、マウンティング、欲望を満たすもの……。お金の使い方には、人の性格と欲望が現れると言われている。豊かにもなれるが、狂うのも簡単だ。
お金で手に入れる豊かさもあるが、どんなに心の底から求めても、お金で解決できない問題もある。豊かさ、お金とはなんだろうか。改めて考えてみたい方にオススメする。
なお、映画は決して「すごく感動する!面白かった!」というテンションではない。どちらかというと、改めて考えさせられるヒューマンドラマ。
日々「お金を稼がなければ!」と馬車馬のごとく働く方、キラキラセレブに憧れる女性、人生を変えたくてセミナー三昧、詐欺にあった、幼少期の貧乏時代にトラウマがある、毎日生きていくだけで頭がいっぱいの方などなど、とにかくお金にまつわる心の闇を抱えてる方は、一度チェックしてみてくださいませ。
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