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テレ東シナリオコンテスト1話に応募してみた

*今回の #note は、note企画のテレビ東京シナリオコンテストに応募しているものです。

なんと、選ばれるとシナリオが採用され、ドラマの続きとして採用されるみたい。ドラマには「カメラを止めるな!」の、あの女優さんも登場しています。

そんな訳で、サクッとシナリオ&挿絵イラストを作成してみました。テレ東シナリオさん、採用されると嬉しいです!←媚びてる。

(0話のあらすじ、要約してみました)

筧美和子さんが演じるYouTuber「きいろ」は、おもしろ動画を撮影するために、街の人に「家に泊めてもらってもいいですか」と声をかける。

そこで、道端で座っているロングヘアーの女性ジェミに声をかけた。すると、ジェミの隣に鋭い目の男アク、キュートな女性キャンも登場。どうやら、三人は同じ家に住んでいる様子。

きいろは、ジェミ、アク、キャンの住む一軒家に泊めてもらうことにした。

やがて、しばらくすると、きいろはその家から子供の絵が落ちているのを発見。

「子供?」

この家には、あの3人以外誰も住んでいないはず。なぜ、子供の絵があるのだろう?

そういえば、玄関には老人の杖、子供の靴、子供用の三輪車、さらに犬のゲートもあったし……。

もしかして、この家は、彼らの家じゃない?
では、一体あの人たちは誰?この家は、本当は誰の家のものなの?

心に疑問を感じつつ、子供の絵を不思議な気持ちで眺めるきいろ。

やがて、向こうから誰かがドアをノックする音が聞こえる。きいろは、障子の方を振り向き、すぐさま驚きのあまり目を見開いた。

**☆動画の続きのシナリオ(私作)ここから☆ **

向こうから、ノックの音が聞こえる。

きいろは、子供の絵を元の場所に急いで戻す。

障子はゆっくりと少し開き、向こうから鋭い眼差しがきいろをじーっと見つめている。

きいろ「誰?ジェミ?」

障子に向かって声をかけても、誰も何も話さない。きいろは気持ち悪くなり、障子にそろそろと近づいて勢いよくパーンと開ける。

きいろ「あっ、アク……さん……?」

そこに立っていたのは、アクだった。アクは確か買い物に行っていたはず。いくらなんでも帰るのが早すぎて、たじろくきいろ。

きいろ「お、おかえりなさい」

アク「ただいま」

きいろ「か、か、か、買い物は?そういえばアクさん、買い物に行ったんだよね?いくらなんでも早すぎじゃない?」

アク「忘れ物……」

きいろ「忘れ物?」

アク「そう。忘れ物して、慌てて戻ってきた」

アクは、きいろの顔をじーっと見つめたまま。不気味なあまり、後ずさりするきいろ。

きいろ「忘れ物って何?」

アク「絵……」

きいろは「もしかして、さっきの子供の絵のこと?」とドキリとし、絵を隠した場所を一瞬見る。

アク「そう、絵を忘れちゃって」

きいろ「あ、あ、あ!あの、子供の絵が買い物と何の関係があるんですか?」

アク「子供?」

アクが不思議そうな顔できいろを見つめる。きいろは「あっ」と思い、思わず口を両手で塞いだ。

きいろ「あっ、いや。何でもないです!ごめんなさい!」

アク「子供の絵が一体何なの?」

きいろ「いや、私……。実は……」

すると、アクの後ろにジェミの影が。

ジェミ「あなた。もしかして、例の絵を見たの?」

きいろは、目を丸くして首を激しく横に降る。

ジェミはスタスタと部屋の中に入り、子供の絵を手に取った。きいろは両手を口で抑え、ジェミの姿を見つめながら怯える。

ジェミ「これね……。私の大切な宝物なの。あなた、もしかして触った?」

きいろ「さ、触ってないです!あと、宝物ってどういうことですか?」

ジェミ「なんであなたに教えないといけないの?初対面で、まだ何も知らないあなたには教える必要なんてないし。どうせ、あなたはユーチューブのネタにするだけでしょ。この絵はね、そんなくだらないものに使われたくないのよ」

ジェミは、きいろをキッと睨みつける。

きいろ「(少し慌てながら)わ、わかりました……。それ以上、ジェミさんには何も聞きません。でも、さっきの表情いいですね。あのう、ちょっとだけ撮影させてもらってもいいですか?」

ジェミ「はぁ?」

カメラをジェミに向け、撮影を始めるきいろ。ふんと鼻息を鳴らし、きいろを睨みつけるジェミ。

きいろ「あと、私アクさんに聞きたいんですけど。さっきから『絵がないと買い物ができない』って、どういうことですか?」

アク「ああ、実は買うものをキャンに絵で描いてもらってたんだ。そのメモを家に置いてきちゃって」

きいろ「あ……そういうことだったんですね

ジェミ「……(何か言いたさげな顔)」

アク「あっ、思い出した。そうだ。そういえば、ポケットにメモ入れたんだっけ(と言いながら、ポケットからメモを取り出す)じゃあ、また買い物行ってくるね」

きいろ「はい、いってらっしゃいませ!(と言いながら、笑顔で手を振る)」

アク「あっ、もしよかったらだけど。買い物、一緒に来る?」

きいろ「えっ?(目を見開いて驚く)」

アク「今から行く店、面白いものがいっぱい売ってるから。動画のいいネタになると思うけど。そんな険しいジェミの顔を撮影するよりも、ね」

ジェミ「……ダメ。この子は、これからご飯の用意を手伝ってもらうから」

きいろ「はい?ご飯を私が作るんですか?」

ジェミ「あなた、タダで何でもできると思ったら間違いだから。ご飯くらいは、せめて手伝いなさいよ(と言って、キッときいろを睨む)」

きいろ「わかりました……」


☆キッチン

きいろ「あの……私は何をすればいいですか?」

ジェミ「もしかして、あなた指示待ち人間?そんなの、自分で考えなさいよ」

きいろ「でも、どこに何があるかもわからないし」

ジェミ「これだから、ゆとり世代は嫌い(といって、溜息をつく)」

きいろ「私、ゆとり世代じゃないです。悟り世代です」

ジェミ「はぁ?正直、どっちでもいいわ!それからさ、あなたユーチューバーなら自分で色々撮影しながら調べたらいいんじゃないの?何か面白い発見があるかもしれないわよ。さっきみたいに……(といって、きいろをチラリと見る)」

きいろ「あのう、さっきからずっと変だなと思ってたんですけど」

ジェミ「何?」

きいろ「この家の玄関に、お年寄りの方が使う杖とか、子供の靴とか、子供用の三輪車とかあったんですよ。どう見ても、この家に明らかに住んでない人たちのものだと思うんですけど」

ジェミ、きいろを睨みつける。そして、チッと舌打ちをする。

きいろ「やっぱり、なんかおかしいです。さっき紹介してもらったジェミさんのカメラの部屋も開かずの間とのことですが、明らかにドアのバツの書き方が雑で。ペンキの塗りも新しい気がしたんです。まだ少しペンキの匂いがして」

ジェミ「……(俯いて黙る)」

きいろ「あの、これ私の予想ですけど。もしかして、あなた達はこの家の住人を殺したとか?

そして、あの部屋に閉じ込めて急いでドアにバツと書き、開かずの間とした……」

ジェミ「死体があるなら、もっと悪臭するはずよね」

きいろ「もしかして、死体の臭いを消す何かを置いてるとか?」

ふと、背中に鋭い視線を感じて振り向くきいろ。後ろには、アクがぼんやり立っていた。

アク「どういうことですか?」

きいろ「あっ、ごめんなさい……」

アク「もしかして、僕たちを殺人犯だと疑ってるんですか?(と言いながら、クククと笑いをこらえる)」

ジェミ「全く、なんの証拠もないのに。実に妄想癖のひどいメンヘラちゃん。おまけに、こっちは親切で家にまで泊めてあげてるというのにさ。でも、こういう身の程知らずがYouTuberとかなっちゃうのかしらね」

アク「だろうね。まさに社会不適合者の発想の塊だよね」

ジェミ「月収○万円稼いで脱サラしました!とか、怪しい情報商材売ってるタイプも、もしかしてこいつみたいなタイプばっかりなんじゃないの?」

アク「で、引っかかって高い情報商材買っちゃうのも、こういうタイプ!」

ジェミ「あははは!ウケるんだけど!」

社会不適合者と言われ、イラっとするきいろ。さらにジェミは嫌味を続ける。

ジェミ「で、こういう奴が訳もわからず作った動画がヒットして高所得者になっちゃったりしてさ。で、時々やばい動画撮影して警察にお世話になったりするんでしょ。でも、女性の場合は後々『懺悔ヌード』とか言ってさ、口抑えて雑誌に載ってさ……」

アク「ああ、最近もいたね。そんな奴」

ジェミ「全く嫌な世の中。バカばっかり増えるだけ」

きいろ「なんか、ごめんなさい……。あと、私はどんなことがあっても懺悔ヌードとかしませんし(といって、顔を膨らます)」

ジェミ「ふーん。あなた、見た目も可愛いし、巨乳だし。せっかくの武器なんだから、それくらい使えば?(といってケラケラ笑う)」

怒りが頂点に達したきいろは、ジェミとアクに心に思ってることを全部ぶちまける。

きいろ「そうやって話の焦点を変えて、自分たちの犯罪を誤魔化そうとしても無駄です!」

きいろの顔を見て、くすくす笑うジェミとアク。完全にからかっている。

きいろ「私、嗅覚だけは昔から優れてるし、勘も当たるんです。絶対、あなたたちはなにか隠してます!だから私、絶対にあなたたちの秘密を暴いてみせますから(と言って、2人をキッと睨む)」

キッチンのドアを恐る恐る開ける、キャン登場。

キャン「あのう……。一体全体、どうしたの?みんな?なんか険悪な雰囲気なんですけどぉ……」

Tobe continued!

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