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運営を考えなければならない今のゲームはツライ?

10〜15年くらい前のMMORPGブームな時、自分もPSOやFF11、ラグナロクオンラインなどをプレイしてまして。追加コンテンツに一喜一憂しつつも、常に付きまとう、自分のキャラクター能力のインフレ化にモヤモヤしたことがあります。

さて、PCゲームならいざしらず家庭用TVゲーム、いわゆるコンシューマーゲームも発売して売切りとは行かず、ダウンロードコンテンツ(DLC)を提供して長くゲームを楽しんでもらう施策が一般的になっています。

RPGやシミュレーションゲーム、アドベンチャーなど主に一人でプレイするタイトルなら、DLCで長く遊べるのでそれはそれで良いのですが、対戦するアクション、RPG、シューティング(FPS・TPS)系はなかなかに大変です。内部的なバグ取りや調整ならまだしも、新規キャラクターが追加され、そのキャラクターが猛威を振るい過ぎ、ナーフはまだか、運営◯ねなど、いろんな場所が荒れますね(苦笑

そういう意味では、開発側のさじ加減で長年培ってきた戦い方を変えざるを得ない、もしくはプレイするモチベーションが著しく下がってしまうであろうプレイヤー側は受け入れるしか選択肢が無くツライです。

が、そういう声がネットなどでどんどん可視化され、目や耳に入ってきてしまう開発側もなかなかにツライだろうなぁとは思います。どんな声であれ、プレイヤーからの言葉って運営側にしたら、すっげぇキツイ一撃です。反応無しも怖いが否定的な意見はねぇ…。

可視化されてもネットを見ない、オタクが言ってるだけで気にしなきゃいいじゃんという意見もあろうと思いますが。
今のゲーム会社って、資金集めとして株式を公開し実に様々な株主様がいる時代。中にはそういう意見がネットで見られるが、どう対処するつもりか?「株主として」言いたい、聞きたいって人も居そうです。そしたら会社としては対処しなきゃってなるかもね。知らんけど。

新要素の実装“手法”を工夫する

で、運営を考えなければならないという時代でのコレ、ちょっとおもしろいなと思いました。

新キャラを公開し、さあ実装されるぞってタイミングで、公式で亡き者にしちゃった。犯人は同じ時期に実装されるキャラクターという

もうね、コレ、プロレスのアングルかよ、と。

追加するキャラクターのバックグラウンドを盛り上げるって意味もあるけど、別の意味では、これまでの世界観やパワーバランスを壊しかねないキャラクターを、公式が正式に削除できる唯一の方法かな、と。

今回暗殺されちゃった『Apex Legends』の新キャラクター「フォージ」は、心ならずネットにリークされ、そのぶっ壊れ性能がユーザーからかなり不評だったらしいので、こういう形で「実装しませーん」ってしちゃったかもしれませんが。真相はメーカーのみぞ知る。

決して少なくないコストをかけ、新しいキャラクターやマップ、アイテム投入で、常に活性化し続けなければならない今のゲーム開発は、運営・運用という新しいカタチを強いられ、かなりツライ状態に見えます。スマホゲームはそういう時期を乗り越え、今に続いてるタイトルがありますので、その辺のノウハウは、コンシューマーゲームだけを提供しているメーカーよりはありそうです(◯イゲームスとか)

そういうゲームタイトルの長期運営に、開発側もプレイヤー側も喜びや楽しさを見いだせてるなら良いのですがね。

開発費の回収やキャラクター展開やら大会やら組んじゃってるから、会社的にやらざるを得ないということもあるかもね。知らんけど。

eスポーツタイトルとして捉えた場合

昨今、日本中を賑わしているeスポーツ採用タイトルとしても、大会の開催タイミングの前後でバージョンアップや新キャラクターの追加があり、以前とは大きく異なるプレイを強いられるという状態は好ましくないでしょう。

むしろ、ゲームが好事家だけで使われる時代から、広く一般に認知されるようになった今の時代では、バージョンアップがどのように影響されるか、までを意識しなければダメなのかもしれませんね。

最後に

数年運用してる格闘ゲームは、キャラクターが増えすぎて今更どうしようもできない!→新タイトルに切り替えようって展開もできますが、プロレスと同じく、新団体設立しての分裂よりも、今の団体の中でうまくアングルを作りつつ、コアなファンも新規のファンも取り込むような形にならないかなーと思うと、世界一のエンターテイメントプロレスである「WWE」ってマジすげーって思うんですよ。

なんだこのまとめ(笑

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