アメリカ美術大学 学校/学科の選び方、決め手。
こんにちは!
私は高校1年生(10th grade)の時にカナダのBC州にある専攻のある高校に留学後、アメリカの美術大学を卒業しました。現在アメリカ、ミシガン州にあるCranbrook Academy of Art (CAA) でMetalsmithing(金工)を専攻しています。
今回は前回の「アメリカ大学院受験 受験から入学までの流れ」からよりプロセスを掘り下げて、学校/学科の選び方、決め手の話です。
学科ごとのリサーチは必須!
アメリカには有名学校が多数ありますが、学校によって強い学部がそれぞれあるので名前が有名でも自分が学びたい学科は弱いなんて事があります。学科ごとのリサーチもするのをおすすめします!あと、行きたい学科と大学の卒業した学科が違っても大丈夫です。しかし、ポートフォリオは受ける学科とあった作品を見せる事が大切です。
☆☆☆ちなみに大学院を調べる時は、Graduateか美術学修士を意味するMFA (Master of Fine Artsの略) を取得できるカリキュラムをみましょう。逆に、UndergraduateやBFAは日本の芸術系大学、芸術系短期大学の美術学部を卒業した時に取得するカリキュラムです。
私の知ってる限り有名な学校の有名な学科
学校を知る
ほとんどの学校がウェブサイトからCampus Tour(学校見学)を申し込むことができます。やっぱり学校を実際見学に行くのが1番いいですが、なかなか候補のすべての学校を見学しにいくのは難しいです。そんな場合はインスタグラムでも十分な校風、生徒の様子などが見れると思います。
多くの美術大学/大学院は学校のインスタグラムページとは別にそれぞれの学科ごとにアカウントがあり、その学科の生徒が運営している事も多く、ウェブサイトだけでは見えない生徒の毎日の活動や作品が簡単に見る事ができます!
例えば私の大学院の場合、
院全体のページは、@cranbrook_art でそれぞれの学科のアカウント名は「@cranbrook_学科名」を入れると簡単に見つけることができると思います。
教員もアーティストです!受けたい学科の教員の作品や活動をリサーチしてこの人と作品制作したい!話してみたい!など魅力的に思える教員がいる学校を選ぶのもいいと思います!
私が受けた大学院と、決め手
私は以下の2つの大学院にアプライし、両方とも合格をもらいました。
2校少ない!と思う人もいると思いますが、アプライにもお金がかかりますし、エッセイのリクアイアメントも各校違って、当時私はまだ大学の卒業制作中で両立するのは大変なのでほんとに行きたいっと思っていた2校に絞りました。
決め手
RISDとCranbrookは同じくらい有名で、私の受けた、jewelry/metalsmithing科の評判もとても良い学校です。
ただ、カリキュラムが全く違って、RISDは大きい学校で(ほとんどの大学院同様)クラス制で、伝統的な金工の技術教育に特化しています。
反対にCranbrookは全校生徒100ー200の小さな学校でクラスがなく、全てがそれぞれのスタジオ制で、他の学科のワークショップなどにも自由に参加できるのが特徴です。
RISDの方がスカラシップを多くオファーしてくれましたが、最終的に金工にとらわれないで色々な素材や技術を使った作品を作るのが好きな私にとって、Cranbrookのカリキュラムの方が合うと思ったのが決め手のひとつです。
最大の決め手は教授でした。
Cranbrookの教授/アーティスト・イン・レジデンスは私が高校、大学のころからずっと憧れていたアーティストだったことです。このアーティストのもとで2年間作品制作したい!会ってみたい!私の作品をどう思ってるか聞いてみたい!というのが受けた経緯にあり、最終的な決め手でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
2年しかない大学院経験を存分に楽しめる大学院を見つけましょう!
upsetty._.spaghetti
アメリカ、オハイオ州で学士(美術)終了後、現在ミシガン州で美術大学院に在学中。出不精の私が行動力ある人に囲まれてれ外に出始める記録。
IG: @upsetty._.spaghetti / @miku_saeki_