ミク廃はワグネリアンでもあった?ニーベルングの指輪やバイロイト音楽祭の事を中心に
お疲れ様です。
この前ジャズの事を語りましたので今日はクラッシク音楽の事を。
クラシックも40年近く聴いています。
ドイツバロック~ロマン派が好きで。好きな作曲家は
・JSバッハ
・ベートーベン
・ブルックナー
・マーラー
・ワーグナー
です。
傾向として「重厚長大」なのが好きです。
まあ、語り始めるときりがないのでさらっと行きます。
一番好きなのはワーグナー。リヒャル・トワーグナーです。
彼は「楽劇」というジャンルを作りました。
歌劇でなく楽劇?と言う方のために敢えて言い切りますと。
「興味のない人には同じもの」
と言ってしまいます。
まあ実際は
「ワーグナーによって創始されたオペラの様式。 ギリシア悲劇への復帰を理念とし,神話,伝説に題材を求め,言葉,音楽,身ぶりの融合によって総合的な劇作品を作ろうとするもので,ライトモチーフ,無限旋律などの技法を特色とする。」
という事です。
R・シュトラウスなども楽劇は作曲しましたが(サロメなど)、事実上、ワーグナーの独壇場と言っても過言ではありません。あ、因みに息子のジークフリートも作曲してますがほとんど評価されていません(作曲面では)
ワーグナーの楽劇の特徴として
①とにかく長い
4部作「ニーベルングの指輪」は、CDで言うと15枚位、時間で言うと15時間ほどかかります。まあ、これを「1曲」とするのは無理がありますが第3夜「神々の黄昏」だけでも4時間半くらいかかります。
②比較的大編成
乱暴に言うと金管楽器が大活躍する「オーディオ的な音」と言うイメージです。
③自分で台本も作る
と言っても一から作る訳ではなくほとんどが神話を題材としています。
音楽的には
①登場人物と音楽のテーマを結びつける手法、ライトモチーフ(動機)を使用している。
これは、映画音楽なんかでは今は当たり前で、先駆者と言えるかもしれません。
②トリスタン和音の使用
wiki先生によると
「トリスタン和音は、 ヘ(F)、ロ(H)、嬰ニ(Dis)、嬰ト(Gis)
からなる和音で和声学で言う「導七の和音」又は「減五短七の和音」の一種である。また一般に同じ音程(下から順に増4度、長3度、完全4度)からなる和音をもいう。」
だそうです。
「当時は“和声の危機”と騒がれたが、のちに同種の和音はブルックナーの交響曲やマーラー、ドビュッシーなどにより利用され」
とも書かれています。
まあ、もっとあるのですが化けの皮がはがれないうちに。
強いて言うなら「壮大」「劇的」というところでしょうか。
恐らく一番有名なワルキューレ第3幕序奏「ワルキューレの騎行」を聴いて頂ければわかると思います。
順番が逆かもしれませんが代表曲として
①ニーベルングの指輪
・序夜 ラインの黄金
・第1夜 ワルキューレ
・第2夜 ジークフリート
・第3夜 神々の黄昏
②トリスタンとイゾルデ
③パルジファル
④タンホイザー
⑤ローエングリン
⑥さまよえるオランダ人
⑦ニュルンベルクのマイスタージンガー
があります。
他にも
「婚礼」「妖精」「リエンツィ」などがありますが、ぶっちゃけ、評価は高いわけではありません。
楽劇・歌劇以外でよく演奏されるのは「ジークフリート牧歌」くらいですね。
さて、そんなワーグナー、なぜ聴き始めたのか。
何せ40年前ですからあまり覚えてませんが、マーラーを聴き始め、オーディオにもハマり、いろんな音楽の入門書を読んでいるうちに聴きたくなった、と言う感じでした。
始めて買ったレコード(そう、まだアナログレコードの時代です)は覚えてます。てか忘れません。
ニーベルングの指輪です。ショルティのやつ。
いくらだったかあまり覚えていませんが、中古レコード屋さんで2万円位だったですかね。
CDは、確かまだ出来たばかりで、ニーベルングの指輪の国内版は出ておらず、輸入盤のみだったと思います。てか、CDプレイヤーをまだ持っていなかったのでLPで買わざるを得ませんでした。
買った帰りの電車の中ではかなり気分が高揚していたのを覚えています。
家でも比較的仏頂面のわたしが、やけに明るい表情だったので母親に驚かれた記憶があります。
早速聴きました。事前にFMなどで聴いたこともありませんでした。「ワルキューレの騎行」すら、ちゃんと聴いたことが無かったのです。
とにかく打ちのめされました。
「ラインの黄金」の序奏。コントラバスの重低音が響き、やがて「生成の動機」や「ラインの動機」「波の動機」が始まります。
序奏だけで4分以上続くんでは無かったかな。ポップス1曲分です。
敢えて言うと「単純な旋律」だが、全然長く感じませんでした。
とにかくその後、「ヴァルハラの動機」「ニーベルング族の鍛冶を打つ音」「ファーフナーの登場」「ドンナーの稲妻」「ヴァルハラ城への神々の入城」など、音楽的にもオーディオ的にも打ちのめされた記憶があります。
特に当時の私のオーディオシステムは完全にアナログレコード向けに音作りをしており、序奏の重低音はいまだにそれを超える音は聴けてません。
まあこんな感じで、残りの「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」を語ると大変なことになるので止めておきます。
ただ一つ、「ワルキューレ第3幕」と「ジークフリート第1幕、第3幕」「神々の黄昏」の「ジークフリートの葬送行進曲」手前辺りから終わりまでは何度聴いたか分かりません。
その次に買ったのは何だったか覚えていないです。
すでにCDに移行した後だったけど。「タンホイザー」だったのか「ローエングリン」だったのか「トリスタンとイゾルデ」だったのか。
いずれにせよ、最終的に全部買ったのは言うまでもありません。
もうあまりあとが無いのでさらっと書きますが、
好きだったのは「パルジファル」と「タンホイザー」それと「ローエングリン」
「トリスタン」はよく理解できなかった。最近好きになって結構聴いてるけど。
さて、ワーグナーの熱狂的な信者の事を「ワグネリアン」といいます。
なんだか「ミク廃」みたいですね。凝り性なんです。
毎年、ドイツのバイロイトで「バイロイト音楽祭」という、ワーグナーの音楽のみを演奏するお祭り(なんかこれもマジカルミライみたい)があります。
確か開催されない年もあった記憶があるし、ワーグナー以外の曲(ベートーベンの第九)が演奏された時もありますが、基本、ワーグナーのみ。
かつてはこれに行きたくてしょうがなかった。
今はいろんな事情から諦めてますが。
①お金がかかる
☞航空代金を除くツアー代金で40万円位。
バイロイトに行くくらいの人だから他にもお金を使いそう。
多分余裕で100万超えるのでは。
②長期間休みをとって海外に行かねばならない
☞最低でも1週間のツアーになるでしょう
③そもそもチケットがとりづらい
☞世界一入手が難しいと言われています。入手までに7~10年かかるとか?
からです。
まあ、お金持ちの道楽でしょうね。
今の私の会社がかなり軌道に乗って安定して、仕事も従業員に完全に任せられるようになったら・・・行けるかもしれません。
と、こんなところで。
「フォロー」「スキ」を頂けますと大変モチベーションが上がりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
次回何を書くかはまだ考えてませんが、更新はしますので。