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│大学院進学│駐在帯同中でも教育訓練給付金をもらえるのか?

4月から、社会人大学院に入学する予定です。

現在、夫の仕事に合わせて南アフリカで生活しており、わかりやすい言葉で表すと駐在妻をしています。この「駐在妻(駐妻)≒専業主婦」になりたくなくて、正社員として南アフリカからリモートワークさせてくれる会社に転職してみたのですが、会社が事業終了することになり、やむなく退職。1年間、専業主婦をしています。

以前の記事で書いたように、専業主婦の生活は私に合っていないなと感じていて、他にできることを考えた結果、大学院に行きつきました。

逃げの大学院です。でも、オンライン受講も通学(スクーリング)もできる、日本の社会人大学院に決め、合格。入学手続きも終えました。


教育訓練給付金とは

さて、現在の日本では、スキルアップや資格取得を目指す社会人に対して厚生労働省が給付金を出して支援しています。

働く人の主体的で中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図る雇用保険の給付制度です。一定の条件を満たす雇用保険の被保険者(在職者)または被保険者であった方(離職者)が、厚生労働大臣の指定する専門実践教育訓練を受講し修了した場合、ご自身で教育訓練実施者に支払った教育訓練経費の一定の割合額(上限あり)をハローワークから支給します。

ハローワークでもらった書類より

給付対象となるのは資格だけでなく大学院や専門学校のプログラムや学位もあります。

私が進学するのは専門職大学院なので、【専門実践教育訓練給付】の対象です。

専門実践教育訓練とは、

特に労働者の中長期的キャリア形成に資する教育訓練が対象となります。
・受講費用の50%(年間上限40万円)が訓練受講中6か月ごとに支給されます。
・資格取得等をし、かつ訓練修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合は、受講費用の20%(年間上限16万円)が追加で支給されます。
・上記の追加支給の要件を満たしたうえで、訓練修了後の賃金が受講開始前と比較して5%以上上昇した場合は、受講費用の10%(年間上限8万円)が追加で支給されます。

つまり、2年間+αで最大120万円が支給されます!

これは、なんとしても利用したい!!

教育訓練給付金の対象者

厚生労働省のパンフレットより

私の場合、

●受講開始時点で、
 ・在職中で雇用保険に加入している    ✕
    または
 ・離職してから1年以内である      ✕ 
●今までに教育訓練給付を受けたことがない 〇
●雇用保険の加入期間が1年以上ある    〇

受給資格なし!がーん!

でもよく見ると「離職してから1年以内である」には注釈が。

妊娠、出産、育児、疾病、負傷などの理由により
適用対象期間の延長を行った場合は最大20年以内

この注釈は、失業保険の注釈ととても似ています。失業保険の場合、配偶者の海外駐在の帯同を理由に延長することは明記されていて可能であり、周囲に実例もあります。

でもこの教育訓練給付金には、いろいろ探しましたが海外駐在の帯同が延長理由に含まれるのか、見つかりませんでした。

ちなみに、我が家は住民票を日本に残しているため、マイナンバーカードも返却していません。

ハローワークで確認

今回の一時帰国はこのためだとも言えるくらい、まっすぐ実家に帰り、帰国翌日には最寄りのハローワークに駆け込みました。

結果としては、失業保険の同じように配偶者の海外駐在の帯同を理由に延長することができる、でした!

まずは支給対象かの確認をしてもらいました。
必要なものは以下です。

  1. 申請書のようなもの(ハローワークでもらいます)

  2. 進学する大学院の情報(受けたい教育訓練講座の情報)

  3. 被保険者番号

  4. 配偶者の海外転勤辞令

  5. 戸籍証明書

  6. パスポート

補足していきます。

  1. 申請書?申込書?確認書?はハローワークの窓口でもらえました。その場で書きます。

  2. 1の書類に記載するため必要です。教育訓練施設の名称(大学院名)、教育訓練講座名(研究科・専攻)、指定番号(15桁)、受講開始日を記入しました。私の場合は大学院からの入学手続き書類に案内がありました。

  3. 雇用保険の被保険者番号です。

  4. 配偶者の海外転勤辞令は、決まったフォーマットはないそうです。メールの文面でも良いと言われました。私の場合は、夫が南アフリカのICTビザ申請用に作成していた英文書類を出しましたがOKでした。配偶者の名前、駐在期間が分かれば良さそうでした。窓口判断になるので相談して、最終的には紙で提出するので印刷が必要です。

  5. 婚姻関係を証明できるものとして、戸籍が必要になりました。マイナンバーカードを持って行っていたので近くのコンビニで戸籍が取れて便利でした。

  6. いつからいつまで海外にいたのかを証明するため、パスポートの出入国スタンプのページをコピーされます。最近は出入国スタンプを押さなくても良くなっていますが、押しておいて良かったです。一時帰国の出入国も一応コピーされました。

これで終わりではない
受給までの道のり

受給資格があってひと安心。でもまだ受給できるわけではありません。大学院の開始日(専門実践教育訓練の受講開始日)の2週間前*までに、ハローワークに下記書類を提出しなければなりません。私の大学院開始日は4月1日。あと1か月ちょっとしかありません。
*いくつかのサイトやパンフレットでは1ヶ月前の記載があり不安になっていましたが、今回案内されたのは2週間前まででした。

  1. 教育訓練給付金の受給資格確認票(今回ハローワークの窓口で作ってくれました)

  2. ジョブカード(発行から1年以内のもの)

  3. 1の確認票を作成するためには、マイナンバーカードと銀行口座(通帳やキャッシュカード)が必要です

このジョブカードってなんぞや!
少し調べると、キャリアコンサルタントと1時間半の面談をしてつくってもらう書類のことらしい。

キャリアコンサルタントの面談をちょっと調べると、直近は埋まっている!どうしよう!

という状態でハローワークに行って聞きました。無事に予約が取れて来週面談に行ってきます。

無事に間に合うのか。また更新します。


間に合いました。続きはこちら。


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