ただ,自分の感情を出す。ということ
昨日,夫から受けたDVについて,町の福祉事務所に電話相談してみた。(保健所と,病院は相談済み)
相談内容は,ここでは省くが,相談をしていた時,私は黒猫にゃんの事を思い出して,涙ぐんでいた。
相談員の人は,私よりひとまわり上くらいの人だったが,優しい声で落ち着いて聞いてくれ,励ましてくれた。
その時,「涙も怒りも,人の自然な感情だから,抑えずに出してくださいね。」と言われた。
その時,きちんと悲しみは悲しみ,怒りは怒りと出せる人は芯が強い人だから,きっと乗り越えていけると。
私は,母から泣いてはいけない。怒ってはいけない。 と育てられた。
冷たい,優しくない,人間味がない,泣いてもどうにもならない,怒ってはいけない,女性らしくない,がさつだ,と。
確かに,背が高くて,髪を短くしていた私はよく男の子と間違えられた。
父方の家族は,皇室の方みたいなお上品な服を着せようとしていたので,反発して,デニムと綿シャツかTシャツを着ていた。(今でもたまに,高齢者の方になぜか,「お兄ちゃん」と言われるが)
フェミニンではなかったが,学校や,自動車学校,働くようになってからも,なぜか,歳の離れたオッチャン,オバチャン達には可愛がってもらって,仕事や,勉強や,車校でずいぶん助けてもらった。
女の子というより,娘か妹みたいな感じで。
では,母の言葉は,なんだったのか?今でも,呪いの言葉のように胸を締め付け,誰にも頼っていけない。泣いて弱みを見せてはいけないと私を苛む。
泣いていい,怒っていい。
あなたは充分頑張ってきたから,しばらく休んで良いのよ,と。
そして,また,相談したい事があったら,電話して来てね,と。
その人は,言ってくれた。
涙を流しながら,話しているうちに,心も頭も整理出来て来て,元気になれた。
「泣き活」と言うのがあるが,あながち,悪い事ではないと思った。
私は,back numberさんの「ハッピーエンド」を聴くと涙が出そうになるのだけど,私は,遠距離恋愛で失恋をした事がないのに,何故かそうなる。
これからは,たまに,泣ける映画を見たり,泣ける歌やドラマで,(泣き活)するのも悪くないかもしれないと思った。