誰のためのデザインなのか

先週、訓練校で
Po〇kyのHPヒーローデザインを制作して、
夏に販売された期間限定のパケに
引っ張られてしまい
青ベースでデザインしたら
ディレクターさんが
「なんで食品を売るのが目的のデザインで
　食欲が無くなる青色を使った？」
とご教示いただき反省した。

ちょうど翌日、
あるデザイナーさんがインスタライブを
してまして。
最初に取り上げていた内容が
「ロイヤルブルーの色をベースカラーとしている
　このお酒入りDARS(チョコ)の
　パッケージデザインの意図」を
おっしゃってました。

「食品に寒色は使うな」と教えていただいた
ばかりだったので

「え！！
　青色のパッケージ！？
　私それで教えていただいたばっかり！
　食品に青ってNGなんじゃないの？」

と思い、ライブを聞いてました。

そのDARSのパケの特徴
・商品名「DARS」箔押し
・その下に「Premium」←筆記体
・左上に茶色の長方形、文字は白で
　「期間限定」
・箱上下側面のコピー
　「おとなのあなたにも、ミルクのしわざ」
　↑手書き風のウェイト細いフォント
・ベースカラー：ロイヤルブルー
　(パッケージ全体)
　メインカラー：白
　(箱の隅の辺とか)
　アクセントカラー：ゴールド
　(商品名)
・あしらいはほぼなし

そのデザイナーさんは

「この商品のターゲットはきっと
　”仕事ばりばりできる、
　甘すぎないのが好きで
　リッチな印象の
　30代～40代女性っぽいよね”」

とおっしゃっていて
「わ、そういう女性が仕事帰りに買って
　家でおしゃれなお酒とペアリングさせて
　2粒とか食べて嗜んでそう、、、！」
とすごく想像できた、、、
てか本当にいそう。
そんな女性に似合うチョコレートだ、、、！

確かに食品には寒色系は
食欲減退させる色だからNGとか
デザインの基本はあるけど、
しっかり狙ったターゲットのことを
想って創ったデザインは
ささる、、、！！

そのDRAS、高級感あるし
でも控えめな場所に
手書き風のかわいいフォントで
サブコピーが載っていて
乙女心くすぐられる。
あきらかに女子狙い、
でもお酒入りなところとか
色が青ベースとか
かっこいいクールな雰囲気なんだけど
”チョコ”という商品だから
甘さも入ってて
(チョコという食品そのものの意味と
チョコという食品が持つ印象と)
バランスいいというか。
ターゲットの好みや印象に
ぴったりなデザインで
感動した。

ターゲットがどんな人なのか？

(性格、好みとか)

を想像するのって、
伝える・ささるデザインを
制作するうえで
ほんっとうに大事だな～。
あとその商品をどんな場面で
食べてほしいかとか。
食べた後どんな気持ちになってほしいかとか。

デザインは想いやりだ
って多くのプロデザイナーさんが
おっしゃるけどその通りですね

ターゲット・ペルソナのこと想ってるつもりで
自己満になってしまいがちなので
まずはターゲットのことをできるだけ
理解しようと努めます。
ターゲットが好きそうな雑誌や映画ポスターを
分析するのが良いと言ってる
プロデザイナーさんが多かったので
私もやろう！！
あと「そのターゲットになったつもりで
生活してみる。話し言葉さえも」
と言ってた方もいらしたので
参考にします。
デザインて深くておもしろ

ここまで読んでいただいた方
ありがとうございました。
明日の週明けも素敵な一日に
なりますように！

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