物想いにふける

【高校時代の日記より】

久しぶりにこの日記に触れたくなった


なんだろ

最近ベッドに入ると美しい昔にタイムスリップしてばかりだ。


あの頃の歌を聴いて、ちょっと笑って、

なんか今は中2に戻ってる。

ちょうど今頃くらいの夏の終わり。
合唱団の友達とフルーツバスケットよんで、学校の友達と虫捕って、ソーラン節で筋肉痛になって

中2は嫌な時期だったはずななのに、

結構たのしんでんじゃん。


中2といえば
愛しいほど信頼してた友達がいたんだ。
いつも長話して
家族に言えない事も話して、

笑って、冒険して、

私は"親友"だと思っていたのだけど、

彼女はどうだったのかな

友達のピークが過ぎて、

他の子が彼女を気に入って

私は少しだけ孤独になった。


恋人なら別れたりまた告白したり、けじめがあるけど、

友達って
恋人と同じくらい必要な存在でも、
私の知らない間に友情が冷めて、相手が遠くへ行ってしまっても、
好きだとかいって引き止める訳にもいかないし、
ただ黙ってみてるだけ。

でも今まで通り接しなきゃいけない。

彼女と気まずくなった時、

盛り上げようとして


アイスをおごった。
お金なかったけど

空回りしてんなー私。

それがお別れの日だったのに。



最近になってやっと気付いた事がある。


今日もウチの姉の自分語りにうんざりした。
そして姉は父の自分語りにうんざりしているっぽい。

本人的には場を盛り上げようと必死なのかも、私もそうだから。

自分が楽しけりゃ相手も楽しいって思ってたからな~

"人は自分を理解して欲しい"


のは

みんな一緒

私は

彼女の事情をよく知らなかった。


初めて電話で大泣きした私を
慰めてくれた彼女を

"美しい人"というだだの虚像を造っていただけなのかもしれない。

悪い所のない人間なんていないのに


彼女にもいろんな部分があったんだろな。
いいとこだけみて、あとは見ないふりだったかも。

もし
今逢ったら、気まずいのかな~


ホントはしょっちゅう連絡取りたいんだけど、

なんか拒否られてそうで遠慮しちゃってる。


聞いた話によると彼女は変わったらしい。

こうやって友情がきれていくのは悲しいな。


あんなにかけがえのない存在の人が

花の2ヶ月を持って知人にもどる

自然に。


有効期限つきなのかな 友情って
って思ってしまう。


でも、時は流れて

いつの間にか、新しい親友がいて、

そのたくさんの人達に彩られた私の思い出はいつも綺麗に眠ってて、


ふと歌を聴いた時…


とか言ってる今を
私はどう思い出すんだろ


今はちゃんと美しい思い出になっているだろうか

おやすみ

【高校時代の日記より】

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