修行ネコ★ハル ⑭良きフードさがしとさだまさし
空気清浄機がないから得られる日々
さて、成猫保護猫ハルですが、『ご飯は大好きな子なので』と聞いていた通り、引き取って二か月後には、「ご飯~」というと現れる子になりました。
あれだけビビリな割には、テーブルに置いていためざしをめざとく嗅ぎつけ、食べようとしていた所へ逮捕状を出したり、
イカをさばいた時に、ビニールに入れていたイカのワタをゴミ箱から引きずり出し、散らかしていた所へ「アニサキスが~~~」とパニックになりつつ現場検証をしたりと
特に魚介類がらみではなかなか派手な犯行をして、取締隊をイラつかせるものの、
いかんせん
身体能力のレベルが段違いなため、お縄には全く掛からずなのでした。
ずっと空気清浄機が設置してあった保護猫カフェとは全く異なった、家庭の色んな匂いに、といっても主に台所での匂いに、ハルは興味津々でした。
そして里親としては、
そんなに鼻が利いて、そんなに生臭い魚がお好きとは・・・
面白いっ!
やはり野性なのね、と深くうなづいたりしていました。
刺身のかつおを秒速で食べる姿を見て、
又しっぽがふらんふらんと動くのを発見したりして、
ハルの食べ物への好き度や興奮度をチェックし、
ちょっとした親心らしきものが芽生えたりですね、していました。
次々ねだられても困るので(そんなに贅沢もできず)、こまこまと小さく切ってみたり。
うん、そうか、可愛いやないか、と
スーパーで魚を手に取る頻度が増えて行きました。
猫を育てる本や、サイトなどの情報を頼りにしていた私から、
少し、目の前にいるハルの好みや反応を確かめて、
だんだんフードに関しては考えて色々と試すようになりました。
猫は性格、性質の個体差がものすごくあるというのが特徴のようですが、
猫的には人間のようには味覚は発達していないので、匂いもかなり決め手になるようです。
お子様ネコが夢中になって食べるちゅーるというのは麻薬的なにおい成分が入っているのでは?というのが私の見解です。
猫に必要な栄養素
ハルたんはドライフードであるサクサクとしたクランチーなものもお好き。肉食の猫はとにかくタンパク質が必要な割に、キャットフードのタンパク質の割合というのは軒並み低く50%もないものが多いのですね。消化の難しい穀物が多かったり添加物や化学合成したものも満載なため、色々試しました。
食べ物に関してはハルさんはチャレンジ精神が、勇気があります。
納豆も食べます。豆腐もオウケイ。しらすも食べるけれど食塩(化学物質)添加されてるので水につけて塩抜き、これはのどに引っかかるのか、吐きやすい。
(興奮して食べていた生削り鰹がちょっと古くなるとにゃんごにゃんごと文句を言われるようになるのはずっと後のお話ですが。)
近年ペットの病気が増えていて、それもガンなどの人間がかかるような病気だったりします。
ペットの命を預かるのは飼い主であり里親である人間ですよね。
&本やネット情報には、獣医師・フードを売る会社・ワクチンを売る製薬会社といったネットワークが見えてしまうものが多いことに気づきました。
ええ、ええ、性格がひねている?そうですね!(笑)
動物のワクチン接種は任意なんですけどね、なぜかペット雑誌の付録にワクチン接種手帳が付いてたりするわけです。そして昔に比べると近づくだけで狂犬病みたいに吠えまくる犬が多くなったなぁと思います。
子育ては親育て、猫もしかり
動物も人間と同様、寿命が長いだけではあんまり幸せじゃないと思いますよね。若い頃はよくても晩年に病気のオンパレードではちょっとかわいそうなので、健康寿命が長い状態というのを作ってあげれるように、今学んでいる自然療法の考え方でハルを見たり、食べ物に対するハルの反応(排泄物・体調・毛並み・機嫌など)を見ています。ホメオパシーとペット・動物のためのセミナーでも4Dミート(基本的に犬猫のフードには死んだり病気の魚や肉などが使われる/もちろんメーカーによると思いますが)
という言葉を知ったりと、どえらい情報を得たのでますますキャットフードに関しては考えるようになりました。
健康を人任せにしない(情報をうのみにしない)
というのはペットも同じことなんだな、と学んだわけです。
情報ばかりの育児書から卒業してわが子と対峙する母の心境で
ハルを見ると共に、ハルの健康管理に改めて責任感が芽生えたのでした。
さだまさしは正しかった
さだまさしが猫の公共広告機構で言う
『オマエ おれのからだ オレヨリカンリシロ』
は、
本当に真理~~~~!と
夏の終わりに始まったハルの恐ろしい行動を受けて思ったのですが、そのチャレンジの前には第二のチャレンジがありますので、
そのお話から先にしましょう。
今回はこのへんで。
つづく。