知らんぷり

いつまで経っても似合わない
制服に想いを包み込んで
「いつも通り」と呟いて
そっと隣の車両に乗り込んだ

何気ないふりで
扉の向こうに目をやれば

胸の鼓動が跳ね上がり
とても立っていられない
こんなに苦しいくらいなら
知らないままでいたかった

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