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縄文時代と銀テープ

先日BUMPのライブに行けた。

旦那が亡くなってしまう一か月前。5年前にもベルーナドームであったライブに行ったときの最後のMCで確か、
「これから先、曲が聴けない時がくるかもしれないけれど、曲はいつでも聴かれるのを待っている。」というような内容のことを言っていたのを聞いた。
まさかその直後に本当に曲が聴ける状態じゃなくなるとは思わなかったが。

そして同じ場所で5年ぶりに同じ曲を聴けた奇跡に感謝した。
今回はアリーナ席で、前から10列目ぐらいで、娘と参戦できた。
ライブの終盤で、銀テープが飛んできたときに、
娘は初めて自分でテープが取れて喜んでいたが、後ろの若者が娘が手にしていたテープを引っ張った。
私も手に触れたものがあったが、前の人が触っていたので、手を放した。
別にどうしても銀テープが欲しくて執着しているわけではない。
近くで彼らの曲が聴けて、何なら肉眼で見える距離にいて、最高に幸せな気分だった。
ただ、自分より年下の中学生の女子相手に、手にしていたものを目の前から奪うことって、しかも最推しの目の前で。
自分だったらそんな恥ずかしいことさすがにできないな…と思った。あ。最推しじゃないって事か。(毒)

するとすぐに、娘の隣にいたカップルのお姉さんが、「どうぞ」と娘に1本テープを譲ってくれた。

「いいんですか??ありがとうございます!!!」と
娘もニコニコになり、ありがたくそれを受け取った。
優しい世界だー。ありがたい。ありがとう。

この嬉しさを他の人にも分けてあげたいなと思い。
翌日ワンカット自分用に残して、残りはハサミとマスキングテープを買って
チョキチョキして翌日会場にいた友達にシェアすることができた。
私たち親子2つ分のニコニコは3つ分、4つ分、5つ分と増えることができたのだ。

さて、私はとても運が良く、本当は初日だけ参戦する予定だったのだが、
その日はカフェでボーッとしていたらリセールのお知らせが来ていて運試しにと応募したらなんと2日目もS席で当選したので、2日目も参戦することができたのだった。

2日目の席は初日より後ろの席だったが、銀テープが飛んで、今度は周囲の人もみんな沢山とれていて、私たち親子も1本あれば十分だったので、斜め後ろの取れなかったお兄さんに渡してあげることができた。
最推しの目の前で、
人から奪うのではなく、人に与えることができる人生でマジで良かった!!

ところで私が情報をとっている人の一人に、宇宙人とチャネリング出来る方がいる。何年もかけてすこしづつ情報をとってきたので、この場で一気に説明することは、伝言ゲームのようになってしまい、間違った情報になってしまうので言えないのだが、
【時間にも住所の番地のようなものがあり、そこへアクセスすると、その過去の1シーンに行って直接見ることができる】のだそうだ。
そうして、その宇宙人さんが見てきて教えてくれた情報で私が好きなのは、
縄文時代には所有の概念がないということだ。

農家など存在しない。なぜなら全て地球が育てたものだから。
漁師も存在しない。海にいる魚はすべて地球のものだから。
果物も、自分が食べたいと思った必要な分だけとってくる。
家族や友達も食べたいと言ったら分けてあげる。
食べ物を置いておく場所があったならば、
魚をとるのが好きな人は自分がとって余った分をそこへ置く。
魚を料理するのが得意な人がそれを捌いて料理する。
子供に関しても自分の子も他人の子も関係なくすべての子を自分の子供のように接する。【誰の】子供とか考えない。
うちの嫁がとか、うちの姑がとかそんなのは一切ない。
お金の概念もないから働くなんていうこともない。

いいなー。そもそも楽しいことを仕事にしていればいいけれど、そうじゃなくやりたくないことを仕事にしてる人ってかなり多いんじゃないかな。

弥生時代になると、お米をつくって、それを上納していく土地の所有の考え方が入ってきたので、自分のものだとか、ジャイアン的思考が生まれたそうなのだ。(ジャイアンですら映画だと急に親切になるからジャイアンより俺様的な感じかな)

今の社会のように、奪い合うから足らずに働いてお金を稼ぐ(作物を作る)ことになり、好きなことをする時間も足りなくなる。
縄文の頃のように、分け合えば時間もお金も余るから、余った時間で自分の好きなことや得意なことができるようになる。

自分がいかに物質的に豊かになろうとも、所有すればする程にそれを無くす恐怖から逃れられなくなる。その証拠に、村づくりをしている方がワークショップをすると、お金持ちの人が沢山くるのだそうだ。お金を所有しているとお金が減ることへの恐怖は消えないが、村づくりを通して仲良くなった人がいれば、自分達で作った作物や家で生きていく自信が出来て、【安心】できるのだそうだ。
お金で安心は買えないが、人と繋がって譲り合えば【安心】を得られる。

私はある日突然旦那が亡くなって、家も、車も、転勤してやっと慣れた場所で出来た環境も、知り合いも、全部一気に無くしたことがあるから分かる。
旦那を亡くしても、家をなくしても、お金をなくしてもそれでもなお会いたいと言ってくれて、話を聞いてくれる友達の優しさと余裕がお金持ちも欲しがる【安心感】なんだと思う。

死後の世界では。ご飯の時間になると円卓に座り、とても大きくて長い箸が置いてあるという話を聞いたことがある。

地獄の人はその箸が長すぎて重すぎて、自分で自分の口元に食べ物を入れられないと分かり、文句を言い、喧嘩がはじまると。
天国の人はまずその長い箸で自分ではなく向かい側の人に食べさせてあげ、順番に繰り返すことで全員がお腹いっぱい、ニコニコになるのだと。

銀テープだけでも、天国の住人か、地獄の住人かという領域がくっきり分かれてきたなぁと感じた話。


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