棘
『言葉に棘がある』とかいう言い方をする。
呪術廻戦で娘の推しである棘君は、言葉を操る。「動くな」と言えば相手が動かなくなる。これって言霊の力があるということだと思う。言葉には魂が宿り、上手に使えば予祝、予言、前祝とか様々な言い方があると思うが、プラスに動く。下手に使えば、呪いとなるのだろう。
今、2つの考え方の間で実はとても迷っている。
① 仏教的な考え方で、自我を無くし頼まれごとを淡々とこなしていく人生
② 先に予言とか前祝というようなことを宣言し、なりたい方向へ自分で先に旗を刺すような人生
様々な本やYouTubeで話していらっしゃる方の考えをまとめると、主に真逆のこの2つにまとめられる気がする。
①は、トイレ掃除をし、全てのものに感謝をし、愚痴泣き言不平不満を言わず「我」を無くしていくと頼まれごとが増えてくるので、その頼まれごとを淡々とこなす人生は楽に生きられるという考え方
②は、「こうなりたい」とか「あんなふうになったらいいな」ということを、先に紙に書いたり、宣言したりして、既にその状態が手にはいったかのように振る舞い、その状態を味わうと、その状態を引き寄せるという考え方だ。ここで、やりたく無いことは断って良いということだ。なぜかというと、やりたく無いこと(例えばやりたく無い仕事、PTAの役員、誰かの愚痴を聞く羽目になるランチ会など)をやったとしたら、後々自分がきっとそのことについて愚痴や文句を言ってしまうからだ。愚痴や文句を言うと言うことは、その状態をどんどん引き寄せるので、さらに愚痴や文句を言いたくなるような出来事が起きてくるからと言うものだ。
①も②も言っていることは結局、愚痴、泣き言、不平不満、悪口などを言わないように先に決意したうえで、①我を無くして頼まれごとを淡々をこなすか、②進みたい方向性を言葉で先に表現するかの違いなのかもしれない。
兎にも角にも、言葉には魂が宿るのだから、誰かを呪う言葉ではなく、誰かをお祝いする言葉をどんどん使っていこう。
「結成25周年の素敵な発表、おめでとう!!すごくすごく嬉しいです!」
「素敵な仕事に就くことができて嬉しいです!!ありがとうございます!!」