1.部下の運転するカートに撥ねられた話
こんにちは。眠りです。
今日から毎週1話ずつ、Noteを活用して「兆円稼ぐ人」の言動・行動について紹介するシリーズ記事を連載していきます。
読者の皆さまのために具体的なエピソードや行動を紡ぎながら、眠りの知る「兆円稼ぐ人」の成功への道を描いていきます。思い出しながら書き綴っていきますので、おそらく記事は長文の時もあれば短文の時もあるかと思います。
記事は毎週1話ずつ公開し、100話を目指しています。ビジネス的側面とは全く異なる切り口で「素」の姿を知ることができるものであり、「兆円稼ぐ人」への道を探求したい方にとって、必読の連載記事です。
(以下「兆円稼ぐ人」を「兆円の人」と表記)
◆「兆円の人」シリーズのはじまりはここから
「兆円の人」とは偶然なのか必然なのか不思議にもご縁をいただき、そして気づいたら、ほぼ毎週直接お会いする機会をいただいてからはなんと8年以上も経過していました。この間の膨大な記憶を、近いうちに一度整理しておきたいなという気持ちがずっとありまして今回やっとペンを執ることが出来ました。(タイミングを見ていたのか、腰が重かっただけなのかは自分でも不明)
この「兆円の人」というのは、ご自身の立ち上げた会社の取締役を2015年に一旦は退き、眠りと同じこの東南アジアの国に、眠りとほぼ同じタイミングで移住してきた方です。
眠りと違うのは、とんでもない大金持ちだということ、ビジネス界では、というか、日本を始め店舗のある国では知らない人がいないほど著名な方であるということです。(いや、違いの方が大きすぎて草)
そして街から少し離れた離島にお住まいで、行きつけのお店はほぼ決まっておられ、街中でフラッと姿を現すことなどは決してなく2024年の今まで過ごして来ておられる、そんな人物です。
それゆえ、こうして直接お会いする機会をいただけてきたことはもう、膝まづいて感謝しまくらないといけないほどありえないレベルでラッキーなことなんだと思います。そして今回、その立場を最大限に活用して、みんなで!学んでいこうじゃぁ〜ないか!という趣旨で書き連ねる「兆円の人」シリーズであります。
(なお、Xでは、ワクチンに関する「ファ・シリーズ」が既にVol.600を目前に未だ続いておりますので、興味のある方はぜひご一読くださると嬉しいです→https://x.com/mikone_3535)
今回、「兆円の人」とのやりとりを共有する理由について、もう少ししつこく説明しておきます。
「なぜ共有するのか」
それは、眠りが「ひたすらに善人」で「奉仕の精神に満ち溢れているから」…ということも勿論、当たり前に、大前提として、あるわけですが……(ん?)、それよりも何よりも「眠りが理解できない内容のことも、もしかしたら他の人が聞けば理解できて、学びの糧として生かすことができるかもしれない」という思いからです。
具体的に申し上げましょう。
以前、兆円の人から眠りは「一兆円規模の会社を自動的に増やす方法」という、魔法みたいな手法を直接聞いたことがあるのですが、毎回必ず、途中で話の内容が理解できなくなり笑、相槌が要領を得なくなっていくのです。すると向こうもそれに気づいて「あー…分からんだろ。もういい」となるのですね。む、無念…
これが過去、3度もあったのですよ。
(同じ話を3回もさせてしまいました)
別の人が聞いたらもしかしたら「なるほど!!」「そうやるんですね!!すぐやります!!」となったかもしれないわけで、眠りには明らかに役不足だったんですよねきっと。これはあまりにもったいなさすぎると、悔しいながらも思ったわけです。
この方は先にお伝えしたように普段、人前には全く出ないですし、講演会だって、移住後に1度だけ当地の商工会議所主催でおこなったのみで、それももう金輪際やらないと宣言しているほどなのですね。
そう、もうかれこれ10年は、ご自身の会社に関すること以外で表に出てくることなど一切していないのですから、利害関係が全くない状態で、こうして直接話ができる環境をいただいている眠りが、それを独り占めしていいのか?と。ビジネス界でも稀に見る功績を残しておられる経営者の思考や言動、行動を通して、読者の皆さまなりにそこから情報を取り入れてご自身の役に立ててほしいなと思うわけです。
まざまざとこの方の思考や言動、行動を垂れ流しっぱなしにしておくことは、人類全体がとんでもない機会損失をしているような気がして、共有しないことには眠りが非常に罰当たりなことをしている錯覚さえ覚えてしまうのです。
自分がまるで「ミネラルたっぷりの新鮮で美味しくて貴重な水」を「穴の空いたバケツ」でもってひたすら何も考えずにダダ漏れさせているだけの大馬鹿野郎に見えてくるのです。
従って「兆円の人」シリーズが進むたび、眠りの肩の荷が降りていく形となり、100話目に届く頃にはきっと羽根でも生えて飛んでいけるかもしれない…だなどと妄想して一人喜んでおります。つまり、皆さまと共有することは眠りの喜びなのであります。
それから、もうひとつ。
この方の行動自体、非常に無邪気で面白いのですよ。今回のタイトルにもあるけれど、「え、なんでそうなった?」みたいなことが割と起こるので、ぜひこの、とんでもない大富豪の生態というのも、共有することで読み手の皆さまにも身近に感じていただけるんじゃないかという思惑があったりします。
「お金持ちは何も特別なんかじゃない。感情もある、失敗もある、車にも轢かれる、そんなのだって極々当たり前の、同じ人間なんだ」ということもまた実感として感じ取っていただけたなら、お金持ちに対する偏見も自分が勝手にかけていた色眼鏡だったんだと気づくでしょうし、それはつまりお金のブロックを溶解することにも繋がりますから、いろんな意味を込めての「啓蒙活動の一環」として、必要な方にとっては相当意味のあるシリーズとなるはずです。
これは眠りの個人的な意見ですが、世間で言われる「成功者」というものは、メディアで作られた像ですと格好良すぎて違和感しかありません。大抵どの人も「え!意外ですね」という一面や二面はあるものなんですよね。勿論その格好良さは会社としてのイメージ戦略なのかもしれませんし、否定はしません。
この「兆円の人」シリーズも、商売の邪魔をする趣旨ではないことを先にお断りつつ、兆円稼ぐ企業をたった一代で築き上げた創業者とは一体どんな人物なのか。是非とも楽しみながら同時に皆さまにとって何がしかの学びがあれば、眠りとしては本望でございます。
それでは早速、
記念すべき第1話目に参ります。
◆ みんなで学ぶ「兆円の人」シリーズ
第1話目はゴルフカートのお話です。
とある日、「兆円の人」の秘書さんから「調子が少し悪いようです」と連絡を受けました。しかしお会いした際はいつも通り普通に歩いておられるし、どこかに包帯をしているふうでもなく、ただ「今日は少し調子が悪いそうです」とだけの伝達だったので首を傾げました。
「どこの調子がどう悪いのだろう?」
ご本人に聞いてみました。
「今日は少し調子が悪いと伺いましたが?」
するとご本人はこともなげに「あーそうだ、肋骨にちょっとヒビ入ってるんだった」というので「何かなさったんですか」とさらに聞いてみたところ、
「部下の運転するカートに撥ねられた」
ということでした。
って、いや、さらに謎すぎますし、
正直かなり面白すぎますけど!??笑
ご自身は普段ゴルフはせず、仕事で必要があるときにだけお付き合いでなさるといいます。そんな「ビジネスゴルフ」中のある日、部下が運転するゴルフカートで、ご自身と、他にも何名か乗車した状態でゴルフ場を走っていたところで事件は起きました。
運転する部下が急ブレーキをかけたその勢いにより、身体の大きな「兆円の人」だけが、その部下の頭上を舞う形で身体ごと前へ吹っ飛ばされ、カートの前に転がり落ちて、挙げ句少し轢かれた、ということでした。(最後w)
…いやはや、なかなかに危険な大事故です。
実際、お怪我もなさっているわけですし。
幸いにも他は誰一人お怪我はなく、災難を受けてしまったのは滅多にゴルフをやらないご本人のみ、ということで、大笑いしてしまいました!!わーっはっはっは!!!!!ウケる!!!!!滅多にしないのにその数少ないタイミングで、こんな珍しい大事故に!??
そして気になったことが一つあったので聞いてみました。
「その部下の方は…クビなんでしょうか」
すると即座にこう返されました。
「いや全く。仕事ぶりとゴルフカートの運転は一切関係ないし、轢いたこともわざとじゃないから関係ない。仕事の評価には何ら影響はないよ」
これを聞いて、自分ならどうかなあと考えてしまいました。
自分がもし部下の運転で轢かれたら、
それで肋骨にヒビが入ったら、
「関係ない」と言えるだろうか。
なのでさらに質問を重ねてみました。
「でも、痛みもあって、日常生活にも不都合が出ているなら、なんだこの野郎という気持ちにはならないのですか?」
答え。
「う〜ん…ならないねえ」
「わざとならまだしも、部下が急ブレーキをかけたのにも理由があっただろうし、仮に運転そのものが下手だとしても会社の売上には関係ないし。オレだけ飛んだのもオレの図体がデカかったからだしな。他のメンバーはそこまで大きくないから飛んでいかなかったんだよな…だから仕方ないんだ。誰も悪くない。不可抗力」
そしてなお、こう足されました。
「痛みなんかの感情が喚起される出来事に対して人は恨みつらみを乗せがちだけど、そんなものは一時的な気の迷いだよ。感情なんてふわふわしたもので気分を左右されていてはいけない。そこを取っ払って考えないと、ビジネスでは大切なものを見失う。実際、この部下は仕事は非常に良くできるんだ。ゴルフカートの運転が彼の本業なのか?違うだろ?会社の経営で感情を判断材料に持ってくるのは非常に愚かだし、危険だ」
その後、肋骨に関しては仮に折れていたとしても、病院では何の処置もできないのだからと医師には一度も診せには行かず、自然治癒なさっていました。(後から知りましたが、秘書の方にも肋骨が…とはひと言も言っておらず、文字通り「調子が悪い」とだけしかお伝えしていなかったそうです)
「病院へ行ったとしても時間薬で、医者にも治せるものと治せないものがあるから」ともおっしゃっていました。これ、のちのち世界中で「ワクチン狂想曲」がはじまった時に、あーこの時のセリフをご自身に耳元で聞かせてやりたかったなあと思ったりした次第です。…余談ですが。
以上、終わり。
◆第1話目の教訓
感情は相手にしないこと
身体が大きいとよく飛ぶ(カートから)
「兆円の人」の思考の一端、垣間見えたでしょうか。お読みくださった読者の皆さまの参考になれば幸いです。