みこまる

現在保育士を目指す学生 明るく声のデカい発達障害ASDの息子 根暗でボソボソ喋る3度の…

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現在保育士を目指す学生 明るく声のデカい発達障害ASDの息子 根暗でボソボソ喋る3度の飯より息子が好きな夫 思ったことは0.00001秒で顔と声に出る直情型の私 の愉快な3人暮らしです

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息子に発達障害の診断が下った話

「なんか目が合わないんですよね」 「なんか話が通らないんですよね」 そんな話が出たのは2歳の時に保育園で 担任の先生と園長先生からポロっと言われた 言葉も遅かったのもあり 3歳児検診の時に保健師に 「言葉が遅いらしいし目が合わないらしい。 しかし他の子を育てたことが無いので発達が遅いのかなんなのかわからない」 と相談した ニコニコした保健師は 「そうですかそうですかー。息子ちゃん、お名前言えるかなー?」 と息子に呼びかけたが 息子は依然として口を割らない 待ち時間にすっか

    • 息子に障害の話をして療育手帳とさよならした日

      お久しぶりです 自閉症スペクトラムで支援級に通う小2の息子は 2度目の夏休みもいよいよ終わろうとしていた 逃げ場のないような猛暑日が続き 超健康元気が取り柄の息子も流石にちょっと疲れ気味 それでも市民プールと学童とラジオ体操にセッセと出かけ 宿題も終わらせて ご褒美に買ってもらった「星のカービィ」をやり込んでいる 家の中ではステテコとメッシュ生地のタンクトップでふらふらして 部屋を散らかし 母に怒られ 渋々片付け また3秒で散らかす the夏休みを過ごす毎日 そんな中、療

      • 支援級に入ってどうだった?

        お久しぶりのnoteです 自閉症スペクトラムの息子が 小学校の支援級に入学して早くも半年が経つ コロナ禍にあり行事も削減 未だ授業参観も懇談会もなく 運動会は保護者観覧不可 学校に行く用事といえば面談くらいなので いまいち小学校の様子はわからないが とはいえこの半年、あっという間に感じる程 思ったよりも何事もなく 「小学校行きたくない」とかも無く とてもスムーズに過ごすことができた 息子は算数が好きになり 国語はあまり好きではないらしい 『この時の主人公の気持ちを考

        • 小学校でイジメられた私の話とその小学校へ息子が入学した話

          私は小学校というのがすごく苦手であった 特段楽しい授業もなく 気のあった友人もいない あの頃はまだ発達障害や多様性という言葉も概念もなかった 判を押したような行動が求められた 「適当に2人組作って」 「5人でグループになって」 地獄のような指示である 皆すすんでは私に声を掛けず だいたいは余ってしまって人数の足らないグループに入れてもらった 私は一人で絵を描いて過ごすようなタイプだったし 休み時間と放課後は図書室によくいた 割と思った事を悪気なく相手に言ってしまう 自分が

        • 固定された記事

        息子に発達障害の診断が下った話

          運動会が苦手な息子の話 年長編

          以前年中の時の運動会で なかなかな傍若無人ぷりを発揮して、はや一年 (参照:運動会が苦手な息子の話) あっという間に季節は過ぎ 1年が経ってまた運動会がやってきた しかも今年はコロナ禍の為色々と制限もある 何より最高学年(年長)という プレッシャーも付いてくる 我が子が通った保育園は昔からある保育園で 最近の園庭がなかったり屋上にあったりする保育園とは違い 贅沢な広々とした園庭がある (近所からは丸見えだけど) お陰で普段通りの環境で行えるというのはかなり利点である

          運動会が苦手な息子の話 年長編

          息子が1年間だけ療育に通った話

          息子に発達障害の診断が下り 民間療育を探すも挫折した我が家 (民間療育を探したけど諦めた話:参照) そんな我が家にある日ソーシャルワーカーさんから電話が来た 「年長さん1年間行う、集団生活へ向けた療育があります」 まさに藁にもすがるとはこの事で あーーーーよかったーーーーと私はとても安堵した 療育センターから教えてもらえる支援センターなら間違いないと思ったからだ 民間療育の資料を請求しては 胡散臭い 面倒くさい 料金が高い 空いてない と文句を言いながら母親の嗅覚を

          息子が1年間だけ療育に通った話

          民間療育を探したけど諦めた話

          自閉症スペクトラムの診断が出ても 療育センターからは 療育手帳の説明と親の説明会の案内のみ 再診の予約も聞かれず 療育教室も案内されない 1年間さんざん悶々と過ごして やっと初診に漕ぎ着け 「もう安心!あとは専門家に見てもらえる!」 と思っていた私は 「あんたの息子は発達障害だよー! 色々勉強して頑張ってねー!」 と再び野放しにされた気分で途方に暮れた 息子さん、自閉症スペクトラムですよ はい え? で!? 急にカテゴリ化だけして放置かい?? とりあえず療育手帳を申請し

          民間療育を探したけど諦めた話

          運動会が苦手な息子の話

          私感であるが お遊戯会と並んで発達障害の親の憂鬱No.1を争うイベントではないかと思う 我が家ももれなく練習が始まったあたりから 親子共々憂鬱であった うちの息子は療育園ではなく 所謂地域の保育園に通っている 先生には障害の事は伝えてあるし 日常は色々先生方のサポートもあり 楽しく過ごしてはいそうであるし 同じく発達障害の子もクラスに数人いて 息子はその子達と特段仲良しのようである 同じ空気感でいられる友達がいることは 本当にラッキーな事だと思う しかしやはり 所謂定型

          運動会が苦手な息子の話

          発達障害の息子が突然文学的表現をした話

          息子は言葉の発達が遅かったように思う 3歳までは宇宙語が多かったし 単語こそそこそこ出ていたが 二語分は数えるほどだった 加えてこれは今もだけど滑舌が悪い さしすせそ→ちゃちぃちゅちぇちょ になる 2歳の時は 家ではそこそこしゃべっていたが 保育園の先生が 声を聞いたことがないと言っていたし 本当に久々に口を開いた息子の声を聞いて 「あー!こんな可愛い声なのー!?」と先生は感動したらしい 4歳で発達障害の診断が出たときに 特に言語療法の話も出ず 不真面目な母は絵本を熱心

          発達障害の息子が突然文学的表現をした話

          息子が初めて似顔絵を書いた話

          初めて息子が 「ママとパパの顔を描きたいな〜」 と言ってくれて プレゼントしてくれた 「どうだ!すごいだろ!?」 と言って持ってきた まじで凄かった 素敵だった 不覚にも泣いた 何より嬉しいのは 2人とも笑っている顔を描いてくれたことだ いつも笑っている親で居たい まぁすぐ般若みたいな顔になる私ですが 宝物にするねと言うと すっかり名画伯となった息子は 「次は!おれの宝物を書く!!」 とアトリエ(息子の部屋)に篭った 宝物って何かしら? また家族の絵を描いてくれ

          息子が初めて似顔絵を書いた話

          愛の手帳の話

          療育手帳を取得する事にした 診断が下ったときに心理士さんから 手帳を持つメリット デメリットを聞かされ メリット:各施設での割引や 公共の色々なサービスが受けられる 民間療育機関を利用するときに補助制度がある(色々手続きがあるけど) とかとか デメリット:主に気持ちの問題 世間体など てことで 勿論各種割引や 公共サービスに目が眩んだ卑しき我が家は 即手続き! 早く博物館や美術館をタダでまわりたい!! と不謹慎全開で手続きしにいった ここで問題が起きた 「障害者本人

          愛の手帳の話

          心理士という肩書きのベテラン噺家の話

          自閉症スペクトラムの親向け勉強会に参加した 発達障害の診断が降ってから1ヶ月後 親向けの勉強会を夫婦で受講 母だけ参加される家庭が多かったけど 夫婦参加もチラホラいた 勉強会って言葉だけで眠たかった私だが 結果的には食い入るように聞いた 聞いたというか 聞けた やってきたのはベテランの年配心理士さんで 頭がツルッとしており 説明がめちゃくちゃ上手い 話に呼吸がある テンポがある まるで噺家の高座みたい めちゃくちゃ面白い 勉強会で面白いって見解は妥当かわからないけど面

          心理士という肩書きのベテラン噺家の話