無題

30年って長いよな。こっからさらに30年経つと60歳、
体感ではだんだん1年が短くなっていくって聞いてるから、今の2倍生きれば終わりだって想像する。

学生時代のように、3年で区切る癖が抜けてなくて、全力で走り切ってしまう。だらだらと生きていく方法を模索している。継続して淡々と同じことを繰り返しつつ給料をもらえる立場に居座ることの難しさ。

これができるようになるのはいつだろう。家族を持つプレッシャーにも耐えられそうにない。理想の形がある生活って、怖い。足りなさをいつも感じて、そこから逃げたい気持ちと戦うことになりそう。

逃げないことが当たり前なんて、逃げることが非常識なんて恐ろしい。日常を送ることが誉められないなんて、生活を継続させた上でさらに何ができるか。子供なんて自分を参照すると、無尽蔵の愛を求める怪物だよ。

何を揃えても、満たされなかったものに着目して不幸を見つけるのが私だよ。それが生まれて、自分が親になったとして何もかも搾り取られて文句を言われる、末恐ろしいよ。

自分の人生を悔いのないものにするために生きてきた。足りないものを見つけて増やして直して、やったことのないことをやって、やりたくないものを今はやらないでいる。今はね。

こっからはだんだん失っていくこともあるし、増えることもあるかもしれない。でも何のために?

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