社会保険労務士という資格の存在を知らなかった私の社労士受験 #7
私の社労士受験への参戦歴は、少し変わっています
人事労務の仕事に携わった経験は全くなく、社会保険労務士、という資格があることも実は知らなかったという人間です
また、大学を卒業していないので、厚生労働省が認めた国家試験(受験資格コード06、全79種あります)に該当する資格を先に取得することにより、社労士の受験資格を得てエントリーしています
上記の、社労士の受験資格となる国家試験については、この資格でもOKなんだ…!と、いまだに新たな発見があるくらい、いろいろな種類の資格がたくさんあるので
大卒資格がないなど、受験資格がないことで社労士の受験を諦めている方がいたら、ぜひチェックしてみて下さい(他にも、短大の社労士コースなど、社労士になるためのコースが用意されています)
私は、いろいろあって7年の年月を経て(受験回数は6回)合格しました
社労士受験を何年も経験してわかったことは
私の人生の中では経験したことのない、精鋭揃い(受験資格の関係で、大学卒業者の方が多いので圧倒されました)の中で受験をするということでした
最初は、私でもがんばればいける!と勢いよく突っ込んでいったわけですが
徐々に自信を失い
↓
途中からはとんでもない試験に乱入してしまったと思い
↓
最後には、私なんかが受けてしまって申し訳ない、と恐縮してしまうところまでいきました
でも今は、そのような凄い方たちと肩を並べて受験できたことを、とても光栄に思っています
そして、何年も諦めずに挑戦し続けたこと、今までに経験したことのないこの壮大な経験が、今後の私の人生に大きく影響していくことを、とても楽しみにしています
私の受験歴はスマートとは言えないので、なぜに??という部分も多いですし、参考にはなりづらいとは思いますが
もし、お一人でも参考になる方がいれば幸いと思います
元々は、行政書士試験を受験していた(受験しただけ)
私は元々、行政書士資格を取得したいと思っていました
きっかけの一つは、その時に勤めていた会社を、腑に落ちない理由で退職してしまった事でした
その会社を退職したことはそれでよかったと今は思いますが、「辞め方」に若干問題がありました
もし、私に法律知識があれば、違う結果だったかもしれないという気持ちから、法律を学ぼう、法律の専門家になろうと決意したわけです(法律を学びたかった理由は他にもあります、私の人生なんかいろいろあるので…笑)
私は、社会保険労務士という資格の存在を知らなかったので、まずは行政書士を取得しようとしていました
当時は、民法、憲法を学びたいという気持ちでした
2度ほど受験しましたが、2度とも、十分な量の学習ができてなかったので
「試験会場で皆さんと肩を並べて受験をして、行政書士試験とはどういう試験なのかを体感し、概要をつかむ」(いわゆる「模試」)、みたいな感じになっていました
2度の受験の後、私のメンター(師匠)の勧めで
行政書士受験⇒社労士受験にシフトしたことで、行政書士受験は中断しました(そこからが、長い長い社労士受験トンネルの始まりでした)
現在の司法書士受験に向けての学習は、新たな挑戦というよりは、もともとやりたかった学習に戻った形です
※余談になりますが、行政書士試験と社労士試験のダブル受験、行政書士取得からの社労士受験、などは、結構大変かもしれません
苦労されてる方が多いみたいです
それほど、社労士試験が鬼畜で運ゲーのような試験なので……
受験資格として、2級金融窓口サービス技能士を取得した
私の人生が大きく変わったのは、受験の鬼である私の師匠が、社労士試験の受験案内を私のために物色していた時でした
受験資格の項目(全79種類)を端から端まで、目を皿のようにして一つ一つ確認したところ
大学を卒業していない私でも、社労士の受験資格が得られるかもしれないということに気がつきました
それが、金融窓口サービス技能士、という資格の取得のきっかけでした
行政書士資格を取得しても社労士試験の受験資格が得られるのですが
合格するのに私の場合は長くかかりそうなので、すぐに取得できそうなこの資格の取得を目指すことにしました
また、短大コースという選択肢もありましたが
時間と費用がかかることが理由で、私はその時は採用しませんでした(今思うと、結局時間と費用がかかってしまったので、短大コースもありでした笑)
社労士の受験資格でもある2級金融窓口サービス技能士の受検資格として、金融機関での実務経験が2年以上必要なのですが、私は、条件を満たしていました
高校を卒業してすぐに、銀行に就職した私は、大学に行っていないことをずっと負い目に感じていましたが
師匠(メンター)いわく…
銀行勤務の経験が、短大や大学に行ったことと同じ価値として、社労士の受験資格となり、あなたの人生を立ち上げていくんだよ
↑この、メンタリスト発言に救われて、またがんばって生きていこうと思いました(社労士受験を飛び越えた話になっています)
最初独学→予備校を数年利用→最後独学
合格した年は独学に戻っていましたが、社労士受験歴7年のうち数年は、予備校を利用していました
通学と通信、両方を経験しました
最初は、通学のほうが、物理的に通わないといけないので、勉強をサボれずよいだろうと思ってましたが
環境的に、コンスタントに通学することができなかったので、通信に変更しました
通信に変更した後は、通学よりは学習に取り組みやすくなりましたが
やはり、予備校が提示しているカリキュラムを、カリキュラム通りにこなすこともまた、時間がとれずにできない感じになっていました
そして、最終的には、費用の問題もあり、予備校にお金をかけてそれを無駄にしてしまうくらいなら
独学でやっていこうということになりました(結局、受験初年度と、合格した年、その前年が独学でした)
予備校を利用した数年間に学習していたこと(と言えるほど頭に入っていませんでした)を基礎にしながら、独学により、自分なりの試験分析、戦略に基づいた学習計画を立てて
予備校に頼りすぎない学習をしたことが、結果的は功を奏したと思います
独学に変更した年(合格年の前年)から、合格圏内にようやく入り込むようになり
その次の年には合格することができました
※あくまでも私のあまりうまくいってない事例です。予備校を利用して、スムーズに合格する方々のほうが多いと思います!
常に低得点(特に択一式)を推移していた
社労士を目指す方々は
人事労務の仕事に携わっている(いたことがある)社労士事務所に勤務している
など
普段の仕事が社労士業務、もしくは、社労士業務に密接に関係している方々が多いと思います
その一方で
社労士業務とは全く関わりがない環境
他士業資格を取得した方がダブルライセンスとして社労士を取得する
身内や知り合いに他士業がいるので業務拡張のために社労士資格が必要
なんだかかっこいいから!
などなど、目指す理由は様々だと思います
そして、社労士受験生の多くの皆さんは、大学受験経験者ということで、受験勉強に長けており
勉強方法を知っていたり
もともとの地頭がよかったり
と、社労士試験には、そのような方々が集まってるように思います
私はというと
社労士業務とは全く関わりのない環境(社労士という名前すら知らなかった)
かつ
大学受験経験がない
地頭がうまくいってない(混乱しやすい脳みそ)
他多数のハンデ
という、クリアーしなければいけないものがたくさんあるような状態でした
そのせいか(責任転嫁)、本試験での得点が常に低いことが続きました
特に、択一式が苦手で
どうやったら40点以上とれるのか?!先が見えないありえない!!
という感じで、ずっと詰み続けていました
でも、周りをみると、難なく40点以上はとれているようにみえる.....そんな状態が続きました
しかしそれも、理由あってのことだったので、それについては、私の受験記に書いてあります。
受験勉強で一番怖いと思うのは
間違った勉強方法を、間違っていると気がつかずに長い間続けてしまうこと
だと思います
このことに気がつくのに、私は時間がかかってしまいました
社労士になりたい理由は、人それぞれだと思います
なりたいと思っていなくても、社労士の資格を必要としている環境にいて
義務のような形で取得する方など、必ずしも自己一致していない方もいると思います
私の場合も、自分から、社労士を取得しよう!となったわけではなく、また、環境的に、受験を諦めるという選択肢がなかったということもあり、しつこく挑戦し続けたわけですが
年月を経るたびに、社労士の学習が、自分のものになっていった気がします(内容を記憶しているか、自己一致しているかどうかはさておいて)
合格まで、長い道のりとなってしまいましたが
何度も挑戦し続けて得られた経験は、本当に、私の人生の宝物となりました
この大切な経験を、次のステップに生かしていきたいと思います
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最後まで読んで下さり、ありがとうございます
皆様の社労士受験が、実りのあるものでありますように
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