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あやうく温泉利権に目が眩んで人生を棒にふるかと思った話

温泉の本格的シーズンがやってきました

日本人は温泉大好きですね。もともと日本は火山列島なので、田舎のひなびたところまで行かなくても、都心や私の住んでいる都市部でもある程度掘れば、温泉らしいものが出てくるそうです。

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つまり、だから、必ずしもこんな土地を持っていなくてもいいのです。

工事にいくらかかるか調べてませんけど、自宅の庭に温泉掘って、その事実を行政がそれほど厳しくない水質調査をやって「はい!これは温泉と認めます」でポンとハンコを押せば、温泉になるそうです。

簡単民泊!なんと届け出制だ

旅館を営むにはハードルが高い認可がいるそうですが、今はやりの民泊にすれば、自宅に温泉を引いて、外国人泊めて…なんて楽しみも都心でもできちゃいますね。

民泊新法は一般住宅に有料で旅行者を宿泊させるためのルールを定めた法律。 従来は旅館業法の簡易宿所として許可を得るか、国家戦略特区内で特区民泊を活用するしかなかったが、一定の基準を満たす住宅については、届け出るだけで年間180日までの営業が可能になった。
ビジネス+ITより

私も民泊は簡単らしいとは知っていましたが、調べてみるまでこんなに簡単だとは知りませんでした。なんと届け出制です。民泊やりますよと役所に届ければよいだけで、しかもインターネット経由でも大丈夫みたいです。

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民泊制度ポータルサイト「minpaku」 - 国土交通省

…( U_U) やるか

と、ここまで楽しそうな夢をあおっておいて、肝心のいくらかかるか調べないのは読んでくださる方に失礼だなと思い、さくっと調べてみました。

スコップじゃ掘れない温泉!

私としては素人考えで50万円くらいで掘れるのかな、と思っていたのですが…(;^_^A

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…甘かった( U_U)。

クワやスキなどの原始的な道具を使っていては余程の運がない限り土を掘り続けて一生を終えることになります。温泉を掘り当てる可能性を高くしたければ、専用の掘削機械(ボーリング機械)を使う必要があります。掘削業者に依頼して掘削してもらうとして、必要な費用は以下の4つです。
1.温泉が出るかどうかの調査費用
2.温泉を掘る許可をもらうための手続き費用
3.掘り当てた温泉をくみ上げるポンプの費用
4.掘削するための費用
狙え一攫千金!温泉を掘り当てるにはいくらかかるのか検証してみた

このサイトに内訳が載っていますが、合計金額7,050万円だそうです。
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ちなみにこのサイトけっこうおもしろいので、一獲千金を狙う方にはお勧めです。

なんつーかこれはもはや…私が無知なだけなんですけど、ほとんどアメリカのフロンティアで19世紀中盤に砂金を掘り当てることがブームになったころのお話みたいですね。一獲千金!ざ・ごーるどらっしゅ!ですの世界です。

引用部分冒頭にありますが、まじで「余程の運がない限り土を掘り続けて一生を終えることに」なりかねん。いやじゃ、他にもしたいことあるぞ。

温泉はやっぱり行くのがベストという結論に達した

自分の家を民泊にしても、お料理のもてなしとかけっこう大変だということにも気が付いた。

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うちの近所の駅前にけっこういいネタそろえている魚屋さんがあるけど、こういうのって市場行って仕入れてくるものなのかな…。

毎日だとけっこう大変も…。

やっぱ、楽しむ側になった方がよさげかなという気になってきました…。

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界 箱根(出所:星野リゾートサイトより

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