サンドウィッチマンネタ~進路指導
「失礼しまーす」(伊達ちゃん)
「ああ、お座りください」(富澤さん)
「普段息子がお世話になっております」
「いやお母さん、三者面談と言ってもそんなに緊張されることないんですよ」
「そうですか。その前に…私お父さんですけどね…わたし…」
「ああそうですか。妊娠なさっているのかと」
「そんなに太ってないだろが」
「失礼しました、お座りください」
「ええ。とにかくお願いいたします。お父さんでお願いします」
「はい。要するに本日お話したいのは」
「はい」
「息子さんの人生に将来があるかどうかということなんですね」
「(゚0゚)は?
将来をどうするかではなくて、将来があるかどかなんですか(゚0゚)」
「ええ、まずそこをはっきりさせないと」
「はっきりさせて、「ない」と分かったらどうなるんですか!」
「お帰りください」
(゚0゚)
「そんな進路指導あるんですか! 進路の指導じゃないんじゃないですか。帰り道じゃなくて、進む方向を教えてほしいんですけど」
「それならまずこのサイコロを振ってみてください」
「このラーメン鉢で(゚0゚)」
「3個数が揃ったら進路指導できます」
「なんなんですかそれ。ヤクザがやるチンチロリンじゃないですか。まあいいです。えいやー」
「おー揃いましたね、1が3つ。お子さんの成績表みたいですね」
「いいですよそれは。出来が悪いっていうことはわかっていますから。とにかく進路指導してもらえるんですね」
「はい。ではおすわりください」
「ありがとうございます」
「まず息子さんの成績から見て」
「はい」
「おすすめなのは東大です」
「トーダイ(゚0゚) 無理だと思いますけど…」
「いえ、東京台所学校です。2年間技能を身につけると場末の定食屋に就職できます」
「大学じゃないでしょそれ」
「では第2志望には京大いかがですか」
「(゚0゚)キョーダイ 無理だと思いますけど」
「兄弟感覚でヨットで助け合う大切さを学ぶのです」
(゚0゚)
「戸塚ヨットスクールじゃないですかそれ。やめときますよ、このご時世。良いところもあるんでしょうけどね…。」
「ではこちらの慶応大学」
「うーん、いけたらいいけど無理じゃないですかねえ」
「大丈夫です、良いコーチが付いていますから」
「コーチってなんなんですか」
「角海老ボクシングジムのコーチは世界でもトップクラスですよ」
「そのKOなのですか(゚0゚)。相手のダウンを奪うKO!」
「名門ですよ」
「それはそうかもしれませんけど。大学の名門じゃないじゃないですか」
「いまどき大学にこだわってもしょうがないですよ、ボクシングの道ならご紹介できます」
「やったことないんですよ!息子は!!」
「あの、ぼくもう…就職でもかまいません」(息子が発言する)
「ほう、そうか、それはいい選択かもしれないね」(富澤さん)
「どういった就職先があるんでしょうか」
「そうだな、君に向いているのは報道関係のしごとだろう!」
「報道関係! めちゃめちゃエリートじゃないですか。そうとういい学校出てないと入れませんよね」
「そうだな、朝3時に起きて4時から仕事をする。そしてバイクで自宅を出る」
「バイクでですか(゚0゚)」
「そして最低でも6:30までに朝の仕事を終える」
「新聞配達員じゃないですかそれ」
「どうだ、報道関係の仕事だ。やってみないかこれ」
「違うでしょそれ!」
インスパイヤされたネタはこれです。
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