【文学部】洗脳には洗脳を以て制すの洗脳文章術
自分語りの文章にも二種類ある
いわゆるブログの書き方という本やウェブサイトのそれ系の記事を読む。
すると……。
必ずと言っていいほど「自分語りはうざいから読まれない」「自分語りは絶対にしてはダメ」「自分語りは嫌われるブログNo.1」というまことしやかな意見が出てきます。
たしかに、悪い自分語りは読まれませんね。例えば意識高い系のこんな文章は読まれません。
これは勘弁してほしい自分語りですが、良い自分語りもあるんですよ。それを見てみましょう。
洗脳したつもりの人こそ洗脳する大チャンス!
例えば靴で説明しましょう。
そうだな趣味性の高いスニーカーにしましょう。自分の彼氏が自分がいかにそのスニーカーが大好きかを、手を変え品を変え延々と語るのを拝聴するのは、こちらが普通程度に靴が好きなだけであっても楽しいものです。
言っていることは半分もわからないんだけど、どうもそのスニーカー君は只者じゃない!というのは分かる。
ここにさっき引用したみこザウルスが書いた記事の、意識高い系の自己紹介との最大の違いがあります。
悪い自分語りは自分が只者じゃない、ということを一生懸命アピールするのです。聞いていて楽しいのは自分が好きなんじゃなくて、スニーカーが好きってことなわけですね。
もしスニーカー自慢がデートのときだったら、とても都合がいいじゃないですか。延々と語らせておいてニコニコしてれば、おそらく彼氏は上機嫌です。
デートは楽しくなること間違いなし。
スニーカーを思いっきり自慢されていると、なんだか自分も今度靴屋さんでレディースのスニーカーでも見てみようかという気になる。
はい!ここが彼氏洗脳のチャンスです。
洗脳文章術(会話術)で洗脳して彼氏にプレゼントをさせる方法
「スニーカーっていいもんだね。レディースのスニーカーってどんなのがいいのかな」
帰ってくる言葉は間違いなくこれです。
「お昼食べたら、一緒に俺がいつも買っている店つれて行ってあげようか」
あげようか…というところがかわいいのですが、ほんとは連れていきたいくせに(笑)。そこは突っ込まずに「えーほんとー(゚0゚)うれしい!」とか言っておきましょう。
彼氏くんは、まんまとみこちゃんさまをスニーカー教に洗脳したと満足しているのですが(^~^)、洗脳したのはもちろんみこちゃんです。
お店で高いレディースのスニーカー選んだら、「そういやあたし、もうすぐ誕生日だったよな!おい覚えているか」と無邪気に言ってみましょう。
高いスニーカただで手に入ること間違いなし!(洗脳終了)
戦利品の図
洗脳会話術を一般化して洗脳文章術にする
大体ポイントは分かったと思います。コツは誰かが自分の大好きなことを語りだしたら、うざいなとか思わずにちゃんときいてあげることです。
悪い自分語りはいやですよね。でも良い自分語り、つまり大好きな自分を延々と語るナルちゃんではなく、大好きな自分のモノや音楽を延々と語る人は、男性も女性も魅力的ですらありますね。
演技をする必要はもちろんないのですが、前提として彼氏や仲の良い友達など、その人のことが好きであり、その人が熱弁奮ってこれっていい!っていうものは、自然と好きになりそうです。
そこで、「いや私はこういうのが好きだ」っていうのは良い人間関係作る上では愚の骨頂です。自分を抑える必要はありませんが、それを言うのはまたの機会にすればいい。そうすれば、お昼何食べたいかで揉めることもなくなりますし。
つまり、今日の洗脳文章術はまとめるとこういうことになります。
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