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【庵忠 茂作みこ対談】「自分」とはなんだろ……

【庵忠 茂作】
みこちゃんは、自分がかわいいとか、公私混同しようとか考える人ではありません。

読んでくれる人には退屈かもしれませんが、少し説明させてください。

データが平均値の付近に集積する正規分布は英語ではnormal distributionですよね。つまり、ノーマルで、ありふれた、普通の確率分布のグラフです。でも、みこちゃんような人は普通=ノーマルから大きく偏っている(笑)。

中央から2SD(標準偏差)偏るとなると、5%の半分の2.5%でしかない。

まさに、みこちゃんは、その2.5%の異端だから、オイラが興味を持ったのです(笑)。

この2.5%のイノベーター(変革者)が個性的なものに目をつけ、他者との差別化をはかります。

例えば、『ヨナ抜きという言葉に秘密があるのだ』で述べているように、ドビッシーが日本の五音音階に影響を受けたとか言ってるのですから、十分異端ですよね(笑)。


それに対して、多くの人は反発したり、無視したりするのですが、やがて数人が賛同(真似)をするようになる。

次第に、その数が多くなると、それらの人々も追随するようになる。

このような視点で眺めると、みこちゃんはイノベーターであり、アントレプレナー(起業家)なんです。

A.マーシャルは、実業界で経済活動に携わりながら人間性の向上に努めるには、経済騎士道が必要だと説きました。理由は、芸術、科学の分野においても、画期的な発見は騎士道的な愛情を持った人たちによって達成されるからです。


すると、みこちゃんが強い意志を持って、納得できないことには、安易に妥協しない理由がわかります。

それは貴族的精神、騎士道精神、ノブレス•オブライジですよ。

具体的には、勇敢であれ、運命を甘受せよ、名誉を重んじよ、闘争せよなどの倫理的要求を自らに課すことで、精神・魂が崇高なものへと鍛え上げたからなんです。

みこちゃんが、頑固とみられるのは、高貴な精神の発揮の結果なんです。

みこちゃんは、表面的な平和より、名誉を重んじますし、損得勘定ではなく、人生の意義深さを愚直に追求します。そして、自らの企てが失敗に終わっても、逃げたり、命乞いをしたりしない。進んで、自らの運命を甘受しようとするのであり、悲惨な状況に直面した時には、みじめな人生より自害を選ぶタイプ。

サムライなんです、みこちゃんは(笑)。


【みこちゃん】

normal distribution.

そうそう!庵忠先生は理系だった。
それも、お聞きしようと思っていましたが、面白くなってきました。

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