サンドイッチマンネタ~ドライブスルー
「やっぱあれだな、ドライブスルーっていうのは、コロナの時代も安心だよな。
カミさんもハンバーガー好きだからな。
ちょっと多めに買っていこう...このマイクからいうのかな」
「すいませーん」
「いらっしゃいませー」(富澤さんの声だけがする)
「あのさ、ビッグバーガーセット2つ欲しいんだけど」
「すいません、お客さん、そちらのマイクにお願いいたします」
「え、いやだからさ、俺今マイクに向かってしゃべってるぜ。だからビッグバーガーセット2つ。それとサイドメニューで…」
「ですからお客さん、そちらのマイクにお願いいたします」
「だから…(伊達ちゃん金髪の外国人の制服を着た店員に気がつく)
うわなんだ、コロナ時代だからドライブスルーにしようと思ったのに、店員さん出てきちゃったよ」
「わっしょいだぜ」(マイクデービス)
「は?」
「私の名前はマイクデーヴィスです。私に、オネガイシマス」
「は(゚0゚)そのマイクだったの?俺てっきりこのマイクから注文するのかと思った」
「そちらのマイクは店員が使うマイクです」(富澤さん)
「あ なに、マイクにしゃべってマイクがマイクにまたしゃべるんだな」
「お前のマイクはワタシのマイクが、ウケタマワリマス」
「なんかドライブスルーの意味がないような気がするんだけどな…、まあマスクしてるからいいか…」
「オマエノ」
「おいお前っていうのやめろよ」
「お前のマイクはワタシノマイク。
ワタシノ マイクは ワタシノ マイク」
「なんだよそれお前、ジャイアンじゃないかよ。日本人は全員知っているよ。『お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの』だろ」
「オ イエイ」
「アニメ見て日本語勉強してるんだな」
「日本のアニメはイヤラシイです」
「お前それ、間違ってるよ。日本のアニメはスバラシイです。だろ」
「オ イエイ。スバラシイです」
「まあな、ありがとよ。俺が礼を言ってもしょうがないけどな」
「あの~」
「何?」
「ジャイ子と静香ちゃんはドッチがカワイイと思いますか」
「うーんまあ、女の子にどっちがかわいいとかあまり言うのもなんだけどさ。どっちと言えば、静香ちゃんかな」
「ソデスカ」
「では本日ビッグバーガーセットをお買い上げいただいたオキャクサマにプレゼントがございます。オキャクサマハ本日200番目のオキャクサマナノデ」
「ほうほうキリ番ってやつだな」
「キャラクター人形を200個プレゼントシマス」
「え!?200個。うれしいけどそんなに飾れないけどなあ…」
「チイサイカラ だいじょぶです」
「ああなるほどね、小さい静香ちゃんか…友達にプレゼントしても俺の世代だと喜ばれるかもな」
「では先にこちらのプレゼントヲドウゾ」
(マイクデーヴィス 紙袋いっぱいの人形てんこ盛りを渡す)
「ありがと(伊達ちゃん一番上の人形を手に取る)
うわなんだお前、ちょっと待てよ。これ…これって全部ジャイ子じゃねえかよ」
(ジャイ子が紙袋の一番上で仰向けで( ̄▽ ̄)にやっと笑ってる)
「これを家に飾るのかよ、友達だって『間に合ってます』って言われるぞこれ」
「シズカチャンハ、100番目のお客様にプレゼントしてもうありません」
「そうなのか。でもジャイ子もらっても困るなあ...静香かにしろよ、お前よう」
---しばらく沈黙---
「おいなんとか言えよ」
「お客さんが静かにしろっていったんじゃないですか」
「あれお前、変だな。実は日本語うまいんだな」
「次のお客さんどうぞー」
「おい待てよ。お前日本語うまいな、とにかく俺を先に処理しろつーの。ジャイ子人形だけもらってもカミさんに、ドライブスルーに何しに行ったのって言われるじゃねえか」
「お客さん、ココノさーびすは 面倒なお客様をスルーするのです」
「面倒な奴ってお前だろそれ、どっちかというと!だいたいドライブスルーって言ってんのによ、お前実際に出てきて、意味ねえじゃないかよ」
「そうです。ライブ感覚のドMワングランプリみたいなものです」
「ドMってなんだよ、俺は軽いSだわ」
「ドMのライブをスルーするサービス!つまらない芸人はスルーですよ」
「あ(゚0゚)もしかして」
(二人同時に)
「ド・ライブ・スルー グランプリ!」
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