共感を超えて~『THE NEW COOL NOTER賞』とは何なのか
おはようございます。
ここ数日の寒さは本格的ですね。
季節が変わろうとしています。残っていた夏の名残もようやく、数々の忘れられない出来事をしっかりと心に残し、次の季節を迎えようとしています。
『THE NEW COOL NOTER賞』もまた、季節の変わり目を迎えます。
これでも母さんの怒涛のパワーで切り開かれた「始まる世界」から、不肖みこちゃんがリーダーとなり、11月部門は「広告・自己PR部門」へとその収穫物が引き継がれます。
今引き継がれますと書きました。そうです。『THE NEW COOL NOTER賞』は毎月テーマを決めて、バラバラに文章発表会をやっているわけではないのです。『THE NEW COOL NOTER』は一つの強固なミッションを持っています。
それは賞を通じて「批評」をご提示することにあります。
では批評とは何でしょうか、それは2年弱前にひとつのドキュメントとしてまとめられています。
一年半前の宣言ですが、足すことも引くこともありません。そのまま再掲いたします。
『THE NEW COOL NOTER賞』の講評は批評を実現しようとしています。
■感想文は共感
■講評は自分の書きたい小説の方向性のヒント
■批評は自分の慣れ親しんだものの見方を破壊して
新しい自分を見つけるきっかけ
だから…
感想文で共感されないと反感を持ちます。
講評で自分の書きたいことのヒントがもらえないと欲求不満になります。
批評は最初から自分に関係ないと思います。
でも、一見関係ないと思える批評こそが間違いなく一番自分を育ててくれます。みこちゃんコンテストでは、すべてのご応募いただいた作品に、審査委員からの渾身の批評をプレゼント致します。
ああ、そういうものの見方もあったんだあ。自分に気が付かないところを発見してくれた、ありがとう。
こう言っていただけるように、とことん作品を読みます。それを作り上げた作者以上に読んで読んで、その魅力をお伝えする。そんな賞です。
あらゆる作品は、それが技巧的にどれだけ稚拙であったとしても犯すことのできない価値を持ちます。
ピカソそっくりの子供の絵。しかしどこまでいってもピカソではなくやはり下手くそは下手くそ。どうしようもなく下手くそ。
しかし、そんな非の打ち所のないような文句なく下手くそなお父さん、お母さんの似顔絵を、自分の親の誕生日ににプレゼントしたことはありませんか?その日、親はくるくる踊って喜びませんでしたか?
そして、読み返して赤面しないようなラブレターってあるんですかね…。
幸せな結末、結婚したあとにそんなラブレターを配偶者が所有し続けていること分かったら、恥ずかしいから捨ててくれ状態にはなります。でも、本当に捨ててほしいと心から思いますかね…。
全身全霊を込めた作品の本質はそこにあるわけです。技巧的な稚拙などでは作品は評価できない。ピカソ風のお父さんお母さんの似顔絵、赤面しそうなラブレター。なんてすばらしいんでしょうか。
でもしかし、娘が美大に入りたいと言った時、恋人が恋愛小説を書きたいと言った時、褒めるだけでは美大は落ちますし、ラブレターのような恋愛小説もどうしようもないものが書き上がります。
作品に仕上げるということには、また別種の誠実な努力が必要なのです。褒めるだけでは才能と可能性を潰してしまう。
私は感想も書きます。子供のピカソ、渾身のラブレター。愛おしくてしょうがありません。
でもコンテストでやるなら、必要なのは真の批評です。
おっかなびっくり相手の機嫌を損ねないように作品を論評なんてことはしない。相手の顔色見て褒め合う「いい講評いただいて励みになりました。」「いえいえ、とんでもない、これからも頑張ってくださいね!」
ここでそんなことするのは、きもいからやめてくれ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
このコンテストでは審査委員はお世辞言ったら
みこちゃんグループ即破門
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
小賢しく褒めるところを探すだけの偽批評だけはしないで欲しい。べた褒めするのでもなく、けなすのでもない。ましてや、ここをこうしたらいいでもない。
ピカソに似た絵を「この鼻をもっとこうすればもっとすごい」とお父さんが言いました。これが私の親なら私は二度と絵は描かないでしょう。
「君がこのラブレターを恥ずかしがるのはよく分かる。最後のここをもっとこうしたらきもちがストレートに伝わる」こんな事言われたら、私がそのラブレターを奪い返して自分で破ります。
呆れ返る態度ですが、小賢しい批評ぶったことを書きたがるしょーもない連中はこういうことをやってます。そんなものは批評でもなければ講評でもなく、感想でもない。有害なつぶやきです。
『THE NEW COOL NOTER』はこうやります。
1褒めすぎるほど褒める
2褒められた方がむしろ困惑する
3ほんとにそんなにすごいのかな…でもそこまで褒めてもらえるにはまだ課題がありそうだ。と作者が考え始める
こんなきっかけを、そんなヒントをこっそりと講評で与えてあげてください。これが審査の方針です。noteドリームチームとも言える年長の審査委員の方々に対して年下のみこちゃんがエラソーですが、これを徹底していただきたい。
「なんか、パパ。私のこと好きかもしれないけど、そんなに褒めなくてもいいよ」
ピカソの似顔絵に子供が言う。なんてすばらしい光景でしょう。でも心から褒めたい。
「こんなラブレターに褒められるようなところなんてなにもない」
褒めてもらいたくてラブレター書いたわけじゃないですもんね。結果今結婚してるんでしょ。ずっと取っておいてもらいましょうよ。
普通に褒めるのではなく、褒められた相手にこう言わしめる褒め方は尋常な褒め方では無理です。べた褒めとか、相手のいいところを見つけるなんて甘っちょろいことではとうてい達成できない。
今度は作者の方の番です。あえて作者、応募者にも注文をつけたい。
謙遜をしないで欲しい。へたな謙遜は停滞の始まりです。
むしろ、自分が親から受けた愛、恋人から受けた愛、自分はそれに本当に値するのか、私の作品とはそんなに褒められて然るべき作品なのか、それを今度は再度別の形自分自身で証明して欲しい。
言葉の真剣勝負として審査委員が投げかけた言葉、ぜひこれを反芻していただき、そこで再発見した自分を『THE NEW COOL NOTER賞』応募をきっかけに確かなものにしていっていただけたらと思います。
だから『THE NEW COOL NOTER賞』は何度でもやります。
たいてい、自分で最も直視したくないことは避けます。直視するとしんどいこととは別の、心臓をえぐらそうなすれすれのところを2つ3つ相手に言われる前に並べてお茶を濁そうとするでしょう。
強盗に金目のものを出せと脅されて、「今はこれしか持ってません」とタンスの裏のダイヤモンドを隠しておいて、10万円の現金を差し出すようなもんですね。
自分に真剣に向き合っているというポーズをしているだけです。
恐れずに本当に自分が弱点だと思うところを自分の口から 、また言ってください。
だから、なんどでも『THE NEW COOL NOTER賞』に応募してください。
自分の中の何かを再発見した時、あなたは同時に新しい自分も発見するでしょう。そんなきっかけになる賞を、私たちスタッフ一同は目指しています。
みこちゃん
===
10月部門「始まる世界」はこの中下記の部分にフォーカスしました。
たいてい、自分で最も直視したくないことは避けます。直視するとしんどいこととは別の、心臓をえぐらそうなすれすれのところを2つ3つ相手に言われる前に並べてお茶を濁そうとするでしょう。
強盗に金目のものを出せと脅されて、「今はこれしか持ってません」とタンスの裏のダイヤモンドを隠しておいて、10万円の現金を差し出すようなもんですね。
自分に真剣に向き合っているというポーズをしているだけです。
恐れずに本当に自分が弱点だと思うところを自分の口から 、また言ってください。
10月部門に応募された作品は、ポーズを取っている作品は一つもなかった。審査委員が受け止めるのにギリギリの、大切な言葉をどの作品からも受け取らせていただきました。
■感想文は共感
■講評は自分の書きたい小説の方向性のヒント
■批評は自分の慣れ親しんだものの見方を破壊して
新しい自分を見つけるきっかけ
私達はコメント欄で感想文を書かせていただきました。
講評でこれからどんな作品を書いていくのかそのヒントになるものをご提示いたしました。
そしてその本当の目的は、自分の慣れ親しんだものの見方を破壊して
新しい自分を見つけるきっかけをつかんで頂くことなのです。
それの具現化が第3回においては「広告・自己PR部門」です。
10月、世界は新しく始まりました。
11月はその始まったスタートラインから、過去を整理して自分の慣れ親しんだものの見方を破壊して新しい自分を見つけるきっかけをつかんで、それを確かめるために作品にしてみませんか。
我が子のような自分の扱っている商品やサービス、生き様そのものの職業や日々のボランティアベースの活動、それを自分がどしてやらなければならないのかを見つめることから明らかになる、本当の自分。これを確かにすること。
これが11月の「広告・自己PR部門」開催の意義です。
大会運営の裏方ばかりで、ちっとも講評しないみこちゃんは、実はサボっているのではないのか( ̄▽ ̄)。その疑念を晴らすために昨日事務局に志願して、久々に講評をさせてもらいました。
ゆーさんを始めとして、10月に応募された方、何度でも応募してくださいね。『THE NEW COOL NOTER』の精神はずっと首尾一貫して過去から未来まで続いています。自分のつかんだ何かのきっかけを、次にまた参加することで、ぜひ確かなものにしてください。
初めての方、ぜひ今回から参加してみませんか。
■11月度テーマ マガジン連携
「なりたい自分になるマガジン」
主催:みこのキャラクターマーケティング研究所